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Aside
二｢おはよ〜...｣
欠伸をしながら教室に入ってきた二宮先生。
こんなにやる気のない先生っているんだ...
二｢うん、全員揃ってるな｣
でも仕事は早くて、あっという間に出席確認を済ませた様子。
二｢今日はまず学年集会があります。めんどくさいと思うけど頑張ってください。あとは...校内まわったり、委員会とかもろもろ決めるくらいかな〜｣
今日一日は新入生ならではのイベントが盛りだくさんという感じ。
二｢てことで、学年集会まで時間あるんで...委員会決めちゃおっか｣
二｢学級委員長と副委員長だけ先決めるから。まず委員長、やりたい人〜｣
案の定誰も手をあげない。
二｢...だよなぁ。めんどくせえもんな〜、やりたくねえよな...深澤どう？やる？｣
深｢え、急に俺！？｣
二｢なんかやりたそうにしてなかった？｣
深｢いやいや、してないっすよ！てか多分俺無理っすよ？｣
二｢うん、話してみてわかったわ。お前には無理だな、なんかバカそうだもん｣
深｢ちょっと、いじるの早くないっすか！？まだ2日目っすよ！？｣
先生とふっかの掛け合いにクスクスと笑い出すみんな。
教室の雰囲気が明るくなったような気がした。
二｢えー、じゃあ...真面目に指名するわ。最初だからなぁ...阿部。どう？｣
阿｢僕ですか？｣
二｢まあ成績も優秀ですし？向いてるんじゃない？｣
阿｢なんか適当じゃないっすか？笑｣
二｢そんなことないない。じゃあよろしく〜｣
阿｢あの拒否権、｣
二｢委員長早く前出て。次副委員長〜｣
怠そうに前に出る阿部くんと、少し強引に進行する二宮先生。
先生ってなんとなく親しみやすそうだし、これから人気が出そう。
二｢副は女子がいいかなぁ〜...女子でやりたい人手挙げて〜って、早いよ...｣
先生が言い切る前に勢いよく挙がる無数の手。
...何人あげてるのこれ。
もしかして全員...？
二｢は？なに？阿部ってそんな人気あるの？腹立つなぁ...｣
佐｢阿部ちゃん顔がいいんで！｣
二｢佐久間はどういう立場だよ｣
だいちゃ....佐久間の言葉に呆れたように笑う二宮先生。
二｢ん〜...困ったなぁこれ。この人数でじゃんけんもなぁ...｣
困ったように腕を組んで、眉間にシワを寄せる。
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作者名：なあや。
| 作成日時：2020年6月28日 2時
