[Elext City] Ⅱ (ページ30)

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ko-ji!《見知らぬ人からの情報提供…？》
rau♡《はい、調べてみる価値はあるのかな、って…》
ko-ji!《まぁ、確かに言われてみれば照さんはあそこまでお堅い人やなかったけど…》
調べてみよっか、とラウールは向井と共に神殿へ入る。
「偶像様」を守る神官2人(正確に言えばFuka)は、ラウールと向井の姿を見ると手をブンブンと大きく振った。

Hika《ふっか、仕事中だ》
Fuka《えぇ！いいじゃんか！折角来てくれたんだから！ねぇ？》
Hika《今日は如何致した》
rau♡《あの、Hikaさんのメンテナンスをしたくて…》
Hika《？メンテナンスはいつもHOKUTOにしてもらっている》
rau♡《あ、えっと…その、研修として！NPCのメンテナンスを…》

その瞬間、Fukaが突然「えぇ！」と大きな声を出した。
ko-ji!《うわっ！》
Hika《ふっか、うるさい。かしこまった、そういう事ならぜひ新人にやってもらおう》
Fuka《HOKUTO…やっと人を…頼れるようになったんだね…おがあざんうれじいよぉぉ!!!!!》
まるで親のように感動した様子であるFukaは置いておいて、ラウールはHikaに案内され、いつもメンテナンスをしてもらっているという部屋へと連れて行ってもらう。

rau♡《あの、いいんですか、Fukaさん放っておいて…》
Hika《心配するな、あれはただの世話焼きなだけだ。今頃ko-ji!が何とかしてくれている》
rau♡《だ、大丈夫ならいいんですけど…》
それじゃあ、失礼致します、と言ってラウールはHikaのメンテナンスを始める。