64話 真犯人 ページ21
とある荒地
?「なぁ?いつまで俺を拘束するつもりだ?」
フェ「応援がくるまでさ。俺1人で君を完全に閉じ込めることはできなさそうだしね」
?「はん!それよりよぉ〜、お前の念?すげ〜な〜。重力を操るのか。全然体が動きやしねぇ〜」
フェイの念能力の1つ、重力を操る能力。物ももちろんのこと人の重力も操れる。
フェ「それはどうも。君の念能力もすごいと思うけどね。〈デスゲーム〉だっけ?」
?「ほぉ〜。よく知ってんじゃねーか。てことはどんな能力かも把握済みってわけか?」
フェ「1週間、人を簡単に殺せるようなすごい力を発揮できる。しかし、それには条件がある。1週間で人を殺す上限をクリアしなければならない。上限を超えられず1週間経つと………
死ぬ」
?「ご名答!こりゃまた上限が厳しんだよな〜」
フェ「くだらん念能力だ。そんなに人を殺すを楽しいかい?〈ヨル〉さんよぉ?」
ヨル「愚問な質問だな。もちろん………
楽しいに決まってるじゃねーか!!
あの刺した瞬間の感触!倒れていく人の表情!真っ赤に染まっていく地面!
ああ…全てが美しくて俺、やめらんねぇーわ…」
フェ「狂ってやがる。呆れるほどに。こんなやつにクルタ族はやられちまったってのかよ…」
ヨル「あん?クルタ族?
ああ…あの目の色が変わるヤツらか。
あいつらけっこう強くてさ〜あ、面白かったんだよね。
そしたらさ、めっちゃ強い集団がやってきて襲い掛かってきやがった!なんか幻影なんちゃらとか言ってたな。まぁいいや、で、さすがに1人じゃ立ち向かえなくてよぉ〜、1人人質にしただけであえなく降参。笑えるよな〜。そんな奴のために降参するとか
すっげーくだらない」
『すっげーくだらないのはあんたの方』
34人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Luna | 作成日時:2018年1月2日 21時