エルフ族の少女【HUNTER×HUNTER】 (ページ28)

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２３話瞳の奥の謎ページ28

Ｚｚｚ...

『みんな寝ちゃったか』

私は中々寝付けず、1人ソファーの上に座っていた。

クラ「眠れないのか？」

『うわぁ！クラピカ！起きてたの？』

って大きい声出しちゃった。起こしてないよね？

クラ「ああ、私もあまり寝付けなくてな」

『そっか』

『「………」』

沈黙。えっと、何か話題話題「ちょっと、聞いていいか？」『はいっ！？』

ん？なんかこのパターン前にもあったような…

クラ「シャラールを使っているとき自然に目の色が変わると言っていたが、自分の意思でも変えられるとも言っていた。もしかして、自分の意思で変えたときはまた別の能力ができるんじゃないのか？」

『ｯ！？』

すごいな、クラピカは。いいとこつくね。

クラ「あ、すまない。話しにくいことだったらいいんだ、忘れてくれ」

『ううん、大丈夫。少し怖がられるかもしれないけど。

クラピカの言う通り、別の能力が発動する。この目、＜生命の目＞はね、人の心を読むことができるの。今思っていることや、その人の印象に残っている記憶なんかもね。記憶の方はいくつか条件があるんだけど、思っていることなんかは見ればわかってしまう』

ああ、怖がられてしまったかな。あまり、話したくなかったんだけど何故か、クラピカなら話していいと思ってしまった。

クラ「そうか。なるほどな。
そんな大切なこと、話してくれて感謝する(ニコｯ」

『…え？怖くないの？』

だって、考えてることが筒抜けになるんだよ！？

クラ「怖くないさ。だって、ルナはルナだろ？」

『ｯ！！そんなこと、言ってくれた人、初めてだ…
私、私ね、小さい頃地上へ降りた時にね、怖がられたの。同い年くらいの子たちに。だから、ほんとに嬉しい、ありがとう！』

クラ「ああ//」
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クラ「____それで、フェイさんは、？

ふふっ、寝てしまったか」

隣を見るとルナが寝てしまっていた。

クラ「ルナにも辛い過去があったんだな…

おやすみ、ルナ……」

そのクラピカの顔はまるで、愛おしい人を見るような、そんな目をしていた…。

その顔をある1人の少年が見ていたことに気付かずに……

？「………」