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「あーー、疲れたぁーー」
作業部屋からころんが出てきた。
今まで配信をしていたらしい。
「ころちゃんおつかれぃ!」
「うぇい。」
ソファーに座っている莉犬と軽くハイタッチをし、さとみのとなりに座る。
それから机上においてあった空き缶を見て顔をしかめた。
「ちょ、さとみくん勝手にのまないでよ!?」
「わりぃわりぃw」
「それ絶対悪いと思ってないじゃん。」
はぁ、とため息をつくころんを見て莉犬は首を傾げた。
「ころちゃん今日やけに元気ないね、どした?」
「えぇ?あぁ。」
少し俯いたあと眉尻を下げたころん。
「ちょっと配信でうまくいかなくて。」
配信でうまくいかないなんて珍しい。
「なんかあったの?」
「チャット欄で連投するリスナーさんがいて、最初はスルーしてたんだけど流石に過剰になってきて。一応僕がやんわり注意したら止まったんだけど。」
チャット欄での連投こそルール違反だ。
概要欄にもきちんと書いているし、他の配信者さんも禁止しているのに。
そういうことする子はやっぱり案外多いのかも。
「大変だったな。」
「まあ、やめてくれたから全然いいんだけどね。」
いつになく低めのテンションで、ころんは微笑んだ。
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榎宮 - すみません、下はコピペミスです。削除していただいて構いません。 (2023年1月30日 16時) (レス) id: 94a0f96e06 (このIDを非表示/違反報告)
榎宮 - 『やられたからやり返す』心の低年齢様が多い故の騒ぎですが仕掛けた方と仕掛けられた方、どちらが悪いんでしょうか。考えさせられる作品、ありがとうございます。 (2023年1月30日 16時) (レス) id: 94a0f96e06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さうざんとりーふ | 作成日時:2023年1月17日 20時