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ーーー鬼殺隊に入ってからは早1年。今では柱の1歩手前迄に上り詰めた。
鬼の色は、大変汚かった。
信じる心も、悲しかったことも、恐怖も、罪悪感も。
全てを黒で塗りつぶして、それでも汚さが滲み出ていた。
「お前!!よく分からない事をほざきやがって!!お前は俺を舐めているな!?」
『…汚い色に言葉。
怒りに身を任せて、ただただ相手を罵倒するだけの言葉は、美しくない。
色だって、隠しても隠しきれてない。
貴方、きっと無惨に支配されてるだけの鬼。
無惨なんて、アンタの事眼中に無いのに。哀れだね。』
ああ、本当に哀れ。
汚さを認めることも出来ないところが、また哀れ。
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作者名:柊 | 作成日時:2020年10月22日 20時