アニメ、創作短編集 (ページ18)

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青の祓魔師廉造×ひまりページ18

『私はっ！長女になんて、お姉ちゃんになんて生まれたくなかった！いつもいつもお姉ちゃんだからしっかりしなきゃってプレッシャーで、潰されそうだった！それに！顔も知らない殿方となんて結婚したくない！』

泣きながら、一稀家を飛び出すひまり。

「...ちぃと、俺に任せてくれへん？」

後をおい、飛び出す廉造。

ひまりは、すこし離れた、庭園の隅に蹲っていた。

すると、落ち葉を踏む音が。

『だれ...？』

「ひまりちゃん！やっと見つけたわ〜いきなり飛び出して行きよるからびっくりした」

『あ...、ごめん、なさい...お姉ちゃん、なのに、いのりとひでりを、置いてきちゃった...しっかりしなきゃ、行けないのに...』

妹たちを思い出し、落ち込むひまり。

「ひまりちゃんは、1人で溜め込みすぎなんよ？たまには、俺とかにも、頼ってくれていいんよ。それと...知らない男と結婚、するんだって？」

『長女、だから...婿取りしなきゃ..』

「なぁ、それ、俺じゃダメなん？」

『え...？』

「だから！俺がひまりちゃんを娶るって言うか、俺が婿になるのはダメなん？」

『ふふ...廉造くんは、優しいですね。でも、そういうのはほんっとに好きな子に言わなきゃいけないんですよ？』

「ひまりちゃん！俺は、俺は、ひまりちゃんが大好きや！だから、俺をお婿さんにしてください！本気やで！」

『ほん、き？』

「本気！..返事は？」

『...廉造くんに、甘えてもいい？』

「ええよ！」

『なら、喜んで、結婚してください』

満遍の笑みで廉造の手を握るひまり。

「っ〜！かわええなぁ！もう！」