アニメ、創作短編集

曇天に笑う？ ページ15

────1854年。安倍蒼世率いる狗が解散した。


───1856年。安倍蒼世とその幼なじみであり元狗の隊員である一宮鈴子が婚約。


────1857年。2人の間に、息子が生まれる。


突然私がこんな事を語り出したのは、父から聞かされた話が元だった、。


「─。ある人の話をしよう。」


『ある人？』


「ああ。ある、2人の話だ。」



安倍蒼世、一宮鈴子。この2人は元々名家である安倍家、一宮家の跡取りとして生まれた。


しかし、蒼世が家から引き離され幼なじみである天火の実家。曇家に引き取られたことにより、鈴子も蒼世を追い、家を飛び出す。


その後、蒼世、鈴子、天火、妃子は狗に所属。


天火の両親が暗殺されるも、大蛇を討伐。


その後、狗は解散。



そして、蒼世、鈴子は結ばれ、子供が出来る。



「あら、──、──、何の話をしていますの？」

「───。俺達の、御先祖の話を、していた。」


「あらぁ...そうでしたの。──。父様の言うことは理解できましたか？」


『はい。多少は。』


「うふふ、それは良いことです。貴方も、父様の様な素敵な殿方になるのですよ？」


『はい。母さま。』









.....まあ、その２人...蒼世と鈴子は実の両親なのだが。

2人は未だに仲睦まじい夫婦である。

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