ありがとう ページ4
*
『ん、、、うぅ、、』
目覚めたのは保健室のベットの上。
赤葦「あ、起きた。」
『あ、あかあし、』
『赤葦が、運んでくれたの、、?』
赤葦「...........。そうだよ。」
『そ、、、なんだ、』
多分 熱中症だ。
今日は日差しが強かったし、
考えごとでボーッとしてたし、、、、。
『ど、、、どうしよ。。』
赤葦「A、、?」
『侑のッッ、、言い分、聞けなかったッッ、、グスッ』
赤葦の前で泣くなんて、、。
最初で最後だろう。
*
赤葦「.........。俺じゃ、ダメなの?」
*
『、、えッッ、。』
*
赤葦「俺なら絶対、泣かせない。俺にしない?」
赤葦の真剣な目。
一途にこちらだけを見つめる目。
『あ、、、あかあし、。』
赤葦「なんで、、、宮なんだよッ!」
チュッ。
赤葦にキスされた。
深く、優しく、暖かくて、、、甘いキス。
『んッッ、、、ふ、ちょ、、、だ、め、、』
赤葦「.........。」
無言で舌を絡めてくる赤葦。
もしかしたら、赤葦は初めて会ったあの日から。
私の事しか見ていなかったのかも知れない。
『(もうどうすればいいのか分からないよ、、。)』
赤葦「俺と。宮。どっちを取るの?
Aが決めなよ。」
フッ。っと赤葦が優しく笑う。
きっと私はこれまでも。そしてこれからも。
この優しい笑顔に。この優しい男に。
助けられていくのだろう。
『ご、、めん。。私には、、侑しか、、、、』
赤葦「、、。言うと思った。
何だかんだで宮の方がAには合ってるよ。」
『あか、、あしッッ!!』
私は赤葦に抱きついた。
赤葦「ん?」
『これからも、、、友達で、、居てくれますか、?』
赤葦「...。。ホントにそういうとこ、ズルい。
いい事教えてあげる。
ここまで運んできたのは宮だよ。」
『え?』
赤葦「体育館裏にでも居るんじゃない?
行ってきなよ。」
またニコッ。と優しく笑う。
『い、、いの?』
赤葦「当たり前。大好きな″ お友達 ″の為にね。」
『あ、、、ありがとッッ!!』
私は赤葦を強く抱き締めたあと。
体育館裏に走った。
『速く、、、1秒でも速く、、、』
愛しい君に伝えたいことがあるから。
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作者名:ピリのユメか | 作成日時:2020年7月19日 15時