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第十六夜 ページ17

「ふああ」


暁は大きな欠伸をして
続けて言った


暁「陽が落ちるのが楽しみだな。一年で一番のお祭り騒ぎだ。」


「おやすみ」と花房に言い暁は床についた


英「そっか、そーだよねっチョコ楽しみだよなぁ。…ホントは"デザート"は血の方が好きだけど」


と、英は胸を弾ませながら眠りについた


















優姫side



「_____さて今日は、聖ショコラトル・デー学園中が浮き足だってる。何かの"はずみ"でナイト・クラスの正体がばれるかもしれない。いつも以上に気を張ってくれたまえ!学園ガーディアンの諸君!!」


と真剣な顔をして話するのは
この学園の学園長であり、私のお義父さんの黒主灰閻


優姫「はい、理事長っ!了解ですっ」びしっ

零「んな行事禁止すりゃあいーだろーに…」


と、零は私とは対称的に呆れながら言う


理事長「錐生くん…そんなコトしたら暴動おきるよ?ガス抜きだよガス抜き」


続いて理事長は鼻を高くして言った


理事長「それもこれも、"ウチ"の吸血鬼の彼らが一様に見目麗しく優秀すぎすせいだね…。いやはや…味方だと何と頼もしい人材」

零「ギラッ」

優姫「俺の前で"奴ら"を褒めちぎんじゃねえーよ、ってゆってます」

理事長「はい…」


そんな理事長を睨みつける零の
心の声を代理して言う


理事長「…まぁ、はるか昔から吸血鬼は人間の"敵"だったわけだけど…。"平和な共存"をのぞむ吸血鬼もいるんだよ…。そんな彼らの子息を吸血鬼と人間の架け橋として教育できることを誇りに思うよ…」


そう言って
理事長は零にいつかはその考えを理解して欲しいと言った

だけど、それは

あまりにも


零「…無理ですね。過去が消えでもしない限り…」


零にとって残酷なものなのに


理事長「"奴ら"は人の生血を啜る人の形をした猛獣…だからかい?」

優姫「…っ」


なんで


優姫「あ…えっとえっとー…」


それからは私は場を和ませようと
取り敢えず、聖ショコラトル・デーのプレゼントを二人に渡した

そして無我夢中で零を連れ出して
理事長室を出た





優姫「なんで…」

零「なにが」


…四年前吸血鬼に家族を奪われた零は
吸血鬼を憎んでる


優姫「…ううん。なんでも…」


なんで理事長は
零の心の傷を抉るようなことを言うんだろう…


______ばっ_______


すると零は私の手を払った


優姫「あ…ごめん。ずっと引っぱってた」

零「…いや…」


…零…?

首元を抑えながら言う零に私は違和感を感じた

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PUPAY(プロフ) - 本当に今さらなのですが、皆様たくさんのコメントありがとうございます!更新したりしなかったりにはなりますが、見守ってくれると嬉しいですm(_ _)m (11月28日 0時) (レス) id: 0b9e7716c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - この話面白くて続きの展開が気になります!! (2022年9月25日 18時) (レス) @page19 id: 83b0960623 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - 面白いです!続きはありますか?ぜひ読みたいです (2020年8月17日 4時) (レス) id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - すごく良かったです!続きってもう書きませんか? (2019年10月6日 21時) (レス) id: 4d96f772d4 (このIDを非表示/違反報告)
PUPAY(プロフ) - 風花さん» コメントありがとうございます^^*とっても嬉しいです!楽しみが膨らむよう、これからも頑張ります(^ ^) (2019年2月2日 19時) (レス) id: c6f7dfee20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PUPAY | 作成日時:2018年9月21日 1時

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