8UPPERS ......Another Story Film 3 (ページ3)

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関係ページ3

Jacky side.

いつもと同じ時間に起きて、
いつもと同じように身支度をしていると、
いつもと同じじゃないことが起きた。

軽くノックされるドアを開けると、
相変わらず派手なパーカーに身を包んだ
Toppoが立っていた。
とりあえず、彼を部屋の中へ入れ、座らせる。

「どないしたん？こない朝早くから」
「……あんな俺、情報屋に依頼してん」
何故か、口が重たそうなToppo。
やばい情報でも手に入れたのかと、
俺は座り直した。
「ほんでな、Nominativeに関連する
キーワードの中に“横山裕”の文字が、
Macの名前があったんよ」

しばしの沈黙が訪れた。
「……Jackyも何も知らんのやね」
俺の様子から察したんだろう。
実際、俺は何も知らない。
何も言わない俺に気を遣ってか
Johnnyの所に行くといって、
Toppoは部屋から出ていった。

横山裕.....Nominative......
この二つが繋がることがあるだろうか……？
なんたって、裏社会の大きな組織と
たった７人の組織がぶつかることなんて、
今までなかった。

しかし、一概に無いとは言えない。
人柄からいってMacから喧嘩を
ふっかけることはないとしても、
縦社会のNominativeなら、
自分の地位を上げるために
それなりに強い8UPPERSのブレーンを
狙う可能性は大いにある。
だが、もしそうならキーワードは
“Mac”になるはず。
なぜ“横山裕”なのか。
今の俺は、その答えを持ち合わせていない。

一息ついて俺は、Toppoの後を追うように
階段を駆け降りた。