いーとみー外伝 (ページ9)

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３-④ ページ9

「ほわ…」

なるほど、これはあの子の好きそうなお店やな。
でも…あれや、並原さん居てくれはってよかった、ここは。

「さて、どれがいいかなー…」

並原さんは先立って店に入って一緒に見てってくれる。

俺も試しに手近にあった服を見て

「たっ…」
「どうされました？」
「や…」

愛想笑いでさり気なーく戻した。

たっ…か…

「お洋服は結構なお値段しそうですね…」

よかった同意見やった！！

「確かにそうやね！」
「小物とか、靴とかにしましょうか」
「しましょうか！」

…ふぅ。全財産飛ぶとこやった。

小物や靴が置いてある売り場に向かう。
すると

(…お)

あの子に似合いそうな靴を発見。
割とキラキラしてるし、こういうヒール？厚底？なやつってあの子好きそう。
うん、サイズもある。

値段は…

…お給金4分の3か。

正直厳しいけど…でも。

「…ありがと並原さん。これにする」
「…あ、いいですね！似合いそう！」