いーとみー外伝 (ページ37)

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８-② ページ37

前年からその兆候がなかったと言えば嘘になる。
いや、それより前からあった。正直。

執事室のベッドに仰向けで転がって、ベルトを緩めてパンツをスラックスごと少しだけ下ろす。

若干反応したナニにまた溜息。
これ以上悪化して気づかれるのは都合が悪いし、そもそもお父さんにバレたら何を言われるか。

ああ、執事って、一つ屋根の下って、幸せやけどめんどい。

そう。俺もソウイウコトを考えてしまうお年頃というわけだ。

同級生に話そうもんなら、三つ下？中学生？ロリコンかって言われかねないやんなぁ。
ロリコンで悪うございました。あの子が小学生の時から好きやからな？俺。

まあとにかく、好きな気持ちは高まる一方で、立場上は手なんか出せる訳もなく。

どんなに想いが溢れてこうなっても一人寂しく抜く他ないわけなのでした。