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ゆっくりと唇を重ねて
ソファに二人で沈んで。
服の中にそっと手を忍ばせる。
「んっ…ぁ、ただよしっ、あかんっ」
「っ…ちょ、煽んなって」
「ち、や、ちが、待ってやぁっ」
焦ったように章 大が叫んで、はっと我に返る。
流石にヨリ戻してすぐってのは…あかんか。
「…ごめん、焦った」
そう言って章 大の上から退けようとソファから降りると、「あ、や、違くて。行かんといて」と手を掴まれる。
振り返ると、章 大は顔を掌で覆って言った。
指の間から上目遣いの視線が覗く。
「嫌とかやなくて、その」
「…うん」
「あの、俺、久しぶりやから、忠義引いてまうかも」
「は？」
「たぶん、たぶんな？俺だけめっちゃ気持ち良おなって、すぐ飛んでもおて、めっちゃ醜態晒してまうかもしれへんから…」
「…ふ、」
いや何それ。
そんなん、そんなんさ。
「…忠義？笑てる？」
「あっはっはっはw」
「やっぱり笑てるやん！
もぉ、全然笑い事ちゃうんやけど！」
久しぶりで気持ち良くなっておかしくなってまいそうって本気で心配してるこいつが
そして今、俺の爆笑にむくれてるこいつが
もう可愛くて可愛くて。
そんで面白くて。嬉しくて。
あーもう、やっぱりこいつやないとあかんねんなぁ、俺。
そっと指で下半身の膨らみに掠めるように触れる。
「…横山くんとシてへんかったんや、ええ子」
「〜っ、ただよし」
「安心して？」
俺はもう一度章 大に覆い被さると、出来るだけ優しく髪を撫でた。
「俺もたぶん…嫌や言われても止まれへん醜態晒すと思うから
そん代わり、もう訳分からんくらい良くしたる」
頬を指でなぞると章 大が恥ずかしそうに笑う。
それを合図にもう一度舌を奪い合って
お互いしっかりと抱き合って、夜の帳に絡み落ちていった。
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みき(プロフ) - 番外編の更新ありがとうございます！！とっても良いです〜〜(//∇//)もう一個のお話もぜひ！読みたいです！！ (2020年7月27日 9時) (
レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
kyymm1(プロフ) - よつげ腐垢様！お久しぶりです！チョコレートボックスから拝見させていただいています！ついに番外編書かれるのでしょうか？楽しみにお待ちしています！ (2020年7月26日 6時) (レス) id: 90bf7eb55b (このIDを非表示/違反報告)
こずえ(プロフ) - 今回も読んでいると胸がきゅんとなる。感情の描写が丁寧なところが好きです。花火大会の夜のシーンが美しくて泣けるくらい好きです。いっぱい泣いたけど最後は幸せになれてよかった(泣)完結おめでとうございます！少し寂しいけど番外編もお待ちしております！ (2020年7月7日 0時) (レス) id: 0dd2759278 (このIDを非表示/違反報告)
雨悠(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当にこのお話が大好きで、苦しくて切なくて泣きながら読ませていただきました。番外編もヨコヒナもめちゃくちゃ楽しみにしてます！！！最初から読み直してきます！ (2020年7月6日 12時) (レス) id: de14c26198 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 完結おめでとうございます！そしてありがとうございます！切ない大倉くんサイドのお話も、本当に更新が待ち遠しく、楽しみでした！番外編も、ヨコヒナのお話も楽しみです！ (2020年7月6日 2時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よつげ腐垢 | 作成日時：2020年6月19日 22時
