総長補佐は愛されすぎている 2【東京卍リベンジャーズ】

22:軍隊* ページ23

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　『 大寿〜 』




　久しぶりに黒龍のシマに入れば、白い特服の人たちが違う族の僕に向けて礼をする





　何でなんかは置いといて、僕には用を早めに済まさなあかんっていう使命があるから






　いつ見ても大きい家のインターホンを鳴らした






　柴という表札の綺麗さに見惚れていたら、出てきたのはココ






　「 ボスに用か？A 」






　やっと黒龍に入る決心してくれたんだな、ボスも喜ぶっ、て勝手に話進めんといて







　『 ちゃうちゃう、大寿に用があるんはその事じゃないんよ 』








　不思議そうに首を傾ければチャラと鳴るココのピアス







　まぁ、ココも関係あるし、この際同席してもらお







　中に案内されるとこれまた広いリビング








　そのソファに座っていたのは僕の目当てである大寿








　体格がでかい大寿が座っても余裕のあるソファの向かいの同じぐらいでかいソファに座れば








　何故か巨人の椅子に小人が座ったみたく、足が届かんの







　ま、まぁ？成長期やし僕









　「 黒龍に入るのか？ 」








　やから何で僕が用があるっていうと満場一致でそうなんねん








　用それしかないみたいやん







　そうじゃないって









　『 この前、奢ってくれた借り返しにきただけや 』









　八戒と幼い頃から面識があるように僕も大寿と面識があるけど








　この前街を歩いていたらいつのまにか大寿に体を抱えられてそのまま店に連れてかれたんよね









　力が強いと片腕で僕ぐらい抱き上げられることに驚いてなんの抵抗もせんうちに









　見るからに高い料理をココとイヌピーと大寿と一緒に食うてるっていうね










　おかしいやろ？









　流石に申し訳ないから自分の分だけでも払おうと財布出したのに








　「 もう払ってある気にするな 」








　何でなん？











　っていことがあったから借りを返しにきたのに








　「 その借りなら黒龍に入ればチャラにしてやる 」








　って








　いや、僕





　軍隊と同じような黒龍は嫌なんやけど……








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