18:めんどくさい ページ19
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「女1人でオレらを相手しようだなんて馬鹿だなぁ」
タケミっちを逃して目の前の数人の前に残ると、言葉通り僕を馬鹿にしたように笑うソイツら
「顔も体もいいから弱らせてからやっちまおうぜ」
ほんっっっっっまにクズやな
迫ってきた拳をサラッとかわすと驚いた表情をする
『喧嘩の仕方もなってないようやから特別に教えたる』
喧嘩の仕方もわからないようなこんな可哀想なヤツらに教えてやろう
『何も考えないで、ただ拳を振っても当たらないんやで。ちゃんと』
“相手を潰すつもりでやらんと♡”
笑ってから相手の顎目掛けて僕の足を振り上げる
総長が上段蹴りで相手を下に倒れさせるのに対し
僕は二段げりで相手を上に飛ばす
対照的なその倒し方に今まで戦った敵も混乱していたなぁ
僕の蹴りに成す術もなく倒れていく相手
最後の1人に向かってまた足を振り上げると確かに止められるその感触
誰や
「オマエ、、おもしれぇな♡」
『何が』
急に現れたかと思えば、総長の蹴りを止めたヤツじゃん
あれ、さっきまで総長とやってなかったっけ?
そう思って周りを見渡そうとすると僕に向かって伸びてくる手
「ばはっ♡マイキーと同格なのは噂だけじゃなかったんだな」
殴ろうとしたわけじゃないような感じがしたから、ノールックでその手を蹴り落とすとそんなふうに言うコイツ
オマエより僕は総長が気になるの
邪魔すんな
そう言う気持ちも込めて睨むのにコイツは興奮したような楽しそうな表情
頭いかれてるんやない?大丈夫そ?
「マイキーはあっちでオレの部下に足止めされてるぜ。補佐ちゃんとゆっくり話せるようにな♡」
指指された方向を見ると、僕を心配したように叫びながら何十人と囲まれた相手を倒していく総長の姿が見えた
『生憎僕は話す事ないんやけど』
「つめてぇな〜」
早く総長の元へ行こうと思うのに、また殴る気もない手が僕に向かって伸びてきたのが見えた
流石にイラついてくる
少し強めに蹴ろうと足を出せば、その足をあろうことか掴まれてしまった
「捕まえたぜ補佐ちゃん♡」
『っ!はなせ!』
体幹はある方なので片足を掴まれたまま、その足を何とか振りほどこうとしても力が強くて引き剥がせない
何度かもがくと僕の足が引かれてバランスを崩してしまった
転ぶと思った僕の体は何故か目の前のコイツに抱き寄せられていた
腰に手を回されて
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うさ - 一気読みさせて頂きました!更新楽しみにしています! (11月18日 6時) (レス) @page24 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
ウィリアムズ - 更新待ってました!話がどんな風に続くか楽しみですっ! (2021年10月25日 20時) (レス) id: 9c99b4090b (このIDを非表示/違反報告)
河谷若狭(プロフ) - うぃーさん» またお読み頂きありがとうございます!更新がんばります! (2021年10月6日 7時) (レス) id: 1007f168b9 (このIDを非表示/違反報告)
河谷若狭(プロフ) - なっちさん» はじめましてッ、読んでいただきありがとうございます!千冬との絡みは個人手にも気に入ってるのでそう言ってもらえて嬉しいですッ。これからも更新がんばります! (2021年10月6日 7時) (レス) id: 1007f168b9 (このIDを非表示/違反報告)
うぃー - 新しいお話読みました!東リベの中でも個人的に一番好きです。更新頑張ってください (2021年10月5日 17時) (レス) @page16 id: f2663aa115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:河谷 | 作成日時:2021年7月29日 7時