総長補佐は愛されすぎている 2【東京卍リベンジャーズ】

17:え、誰？* ページ18

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『ふんふ〜ん♪』





久しぶりの外出で気分が高まってる僕はスキップしながら散歩してる






この頃抗争続きで、遊ぶという遊びをしてなかったから今日を楽しみにしてた僕からしたら仕方のないこと






どこに行こうかなんて考えてると周りを見ていなかったせいでやけに硬い何かにぶつかった







『わっ！すんませんっ…ってかくちょーじゃん』

「ん、久しぶりだなA」







やけに硬いと思ったのは顔馴染みのかくちょーの胸板だったらしく、転びそうになった僕をそっと支えてくれてる所は本当に頭を抱える







さらっとイケメンなことをするよねかくちょーって







そう言えば、そうなのか？って自覚なし








周りの女の子をタラしてるんだろうな









モテモテかくちょーだね










『てか、なんで避けなかったん？かくちょーだったら僕のこと避けるぐらい簡単だったやろ』

「Aが前見えていないようだったし、オレが止めなければそのまま電柱にぶつかる所だったしな」








ほら、とかくちょーが後方を指さした









声かけてくれても良かったんにとも思ったが多分声かけたけど気付かないぐらい僕はテンション上がってたってとこやろうな












すまんなと言えば気にするなと優しい声













そんじゃと、かくちょーと別れようとしたら、僕がまた危ない目にあったら嫌だから着いていく、だってさ











どこまで優男なんだ……












まぁ、別に行きたいところもなかったし、久しぶりのかくちょーだ













断る理由もないし、おおきにと笑えば、ああと返された














『そもそもかくちょーは何しようとしてたん？』











僕と偶然出会ったから今一緒の行動をしているが、何か理由ないと出かけないだろうと思って聞いてみればかくちょーも散歩だったらしい














「今日は天気いいしな」









空を仰いでふっと笑みを漏らしたかくちょーに僕の胸が少し騒いだ











『どこ行きたい？』

「Aは？」










さっきからこのやり取りをずっとしている











どっちも譲らないし、少し頑固だから行き先が決まらなくてどちらからともなく笑った













『別に無理矢理行き先決めんでもええよな』

「そうだな」












行きあたりばったりの散歩も楽しいしな












てか、かくちょー身長高すぎん？？？？












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