総長補佐は愛されすぎている 2【東京卍リベンジャーズ】

14:お〜まつり ページ15

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『ン〜美味しいっ』


約束通り総長負担のリンゴ飴を口に含めば幸せな甘い味



三ツ谷なら作れるんじゃないかと天才的なひらめきをした僕をじっと見つめる総長は僕と目があうと幸せそうに頬を緩める



今日の総長本当にゆるいな



敵とかきたら倒せる？



まぁ、いっかと再びリンゴ飴を頬張れば痛いほど視線が刺さってきた



『もうなんなん？気になるわ』

「だってAちん可愛いんだもん。リスみたい」


だから僕は可愛いよりかっこいいよりやろと拗ねるとだってほんとに可愛いしと頭を撫でてくる総長



子供扱いやめて



「なあAちん、キスしていい？」

『こういうのって好き同士でやるもんやで』



まぁ、初めては奪われちゃったけど



「いいじゃん、だってオレ『prrrrr』だし」

『電話鳴っとるで』



ﾁｯって舌打ちした総長は電話に出るとその後渋々電話先に返事をした



「ごめん、Aちん。ペーやんに呼ばれたから行くわ。なんか急ぎらしい」



へぇ、珍しいペーやんが総長を呼び出すなんて




『僕は構わんから早く行ったって。急ぎなんやろ？』



「マジごめん、今度埋め合わせするから」





その時は甘いものいっぱい奢ってもらうからなと去っていく背中に声をかけると振られる手





よし、一人で祭り回ろうか




なんて意気込んでたのに




「お、可愛いじゃん。オレらといいことしようぜ」




はぁ、最悪




なんで教訓しないかな僕




また何人目かわからないナンパ野郎を蹴飛ばしていくと聞き覚えのある声が聞こえてきた




「これでドラケンは……」




その言葉が聞こえた瞬間僕は走り出していた




嫌な予感がしたのもあるんやけどなんか引っかかる




ペーやんが総長を急ぎで呼び出したことに加えて誰かのドラケンに対する不穏な空気





昔から嫌な予感だけは当たってきたから考えるより行動するのが癖になってきてん





……真一郎くんの時も嫌な予感がしとったのに動かんかったから最悪な結果になったって今でも後悔しとる




だから後悔するよりまず行動をする僕はまず何をするべきなのかと頑張って頭を巡らせる





ドラケンみ恨みを持ってた相手となると……キヨマサ？




ぐらいしか出てこない





いまはとりあえずドラケンとの合流だ




エマも一緒に回るって言ってたから不安だけが募る






どうか二人とも無事でいてくれ

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