総長補佐は愛されすぎている 2【東京卍リベンジャーズ】

10:お昼*〜リク〜 ページ11

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『お腹すいたな』



昼時だし、お腹も鳴る頃



どこかに食べに行こうかと考えていると後ろから僕に向かって呼びかかる声




「オうっ、Aじゃねぇかｱ」

『ン？スマイリーじゃん』

「あ、Aちん」

『総長も奇遇やな」



世間というかこの街狭いな



少し歩いただけで知り合いにしかも2人に偶然出くわすとは



「どうしたんだ？」


『お腹すいたしどこか行こうと思ってたんよ』


「「ラーメンだロ/お子様ランチだろ」」


『いや、別々に言わんといて』



意見が分かれたからなのか睨み合い始める2人



間に挟まれた僕の気持ちにもなってくれ



「なンだよマイキー、お子様ランチって。Aはそんなのよりラーメンの方がいいに決まってんだろ。1人でファミレスでも行ってロ」


そう言ったスマイリーは僕の手を引きあろうことか自然と腰に手を回してきた


それを見た総長も負けじと僕の手を引く


「は？Aちんはお子様ランチ大好きなんだぞ？スマイリーこそ、1人で行けば？」



自然と絡んできた総長の手あったかいな



子供体温やと考えていると何故か言い合いはヒートアップしていく



「オレAちんと一緒にお風呂入ったことあるし」

「小せぇ頃の話だロ？オレはAと一緒に寝たことあるし」



話の論点ズレてない？



僕お腹すいたって言ったやん




めんどくさいなと思いながら2人の話を聞き流していると急に2人が僕の方に目を向ける




「「A/Aちんはどっち！！？」」




なんの話？あ、どっちに行くかって？



どっちを選んでも2人が納得しなさそうだし、どっちにしろ今の僕の気分じゃない




「オウ、オマエら何してんだ？暇なら飯食うか？少し多く作りすぎちまってよ」

『行く』


「「は？？」」




またもや通りがかった救世主もといママの三ツ谷の手料理なら食わないわけがない



即答で答えると2人が同時に目を丸くする



だって三ツ谷の料理世界一なんだもん



こんなお嫁さんを貰えたら幸せなんだろうな






『三ツ谷いい嫁になれるよ』

「ならねぇよ」

「なぁ、三ツ谷〜。お子様ランチは？」

「あるわけねぇだロ、てかこれうま」






なんだかんだ言って2人も三ツ谷の手料理好きだしな




丸くいって何より





それにしても本当に美味しいな





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