26:罪とは[タケミっちside] ページ32
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「腕がないとやっぱりバランス取りにくいな…」
凄さのあまりまだ口をうまく動かせないオレが返事を返せずにいるとAちゃんが笑う
「何そない初めて見たような顔しとるんタケミっち。僕の戦闘なんか何回も見たことあるやろ」
え、オレそんなに見たことあるのか…
『…い、いやぁ〜、何回見てもAちゃんが惚れ惚れするくらいかっこよくて…』
その言葉にAちゃんが少し悲しそうな顔をした
「…あれからタケミっちが僕に打ち明けてくれることはあらへんかったな」
なんか僕に対してよそよそしくなったしと言うAちゃん
過去であんなに緊張したのに、ましてやタイムリープなんて信んじられるわけがない話をするのだってもっと緊張するし何より怖い
『すいません…オレ自身もよく分かってない感じで…。あ、もちろんAちゃんのこと信頼していないわけではないっすよ！』
しょんぼりしているAちゃんに誤解してほしくなくて焦りながらそう口を開く
「…タケミっち、1人で背負いこむなよ」
右手でオレの頬を撫でる
Aちゃんこそ東卍抜けて1人で辛くないっすか？
なんて何も知らないオレには言えなくて唇を噛んだ
うっすらと見える隈
Aちゃんも何かしら抱えているに違いない
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「ほいで？何か聞きたいことあるんやろ？＿＿＿」
何年も音沙汰なかったもんなぁ〜と笑みを浮かべるAちゃん
これってもしかしなくてもチャンスじゃないか？？
せっかくのチャンスを無駄にしないように頭の中を整理しつつ、Aちゃんに話す
『黒雲ってどんな人たちいます？』
元東卍でAちゃんのこと慕ってた人たちもいるのかなと思いそう聞くとあっさりとした顔
「まず犯罪を犯 さない奴ら。あ、東卍から黒雲にこようとしたやつはおらへんよ。僕が入れさせないようにしたから。性根が腐ってない奴ら基本かな」
しつこく入れてくれとせがんで来る人殺し前科持ちの双子もいるけどとAちゃん
心底面倒臭そうに息をはいたAちゃんはポツリと漏らす
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＿＿＿＿＿僕も人殺しの前科あるんやけどな…
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オレはうまく聞き取れなかったその言葉の意味を知ってればあんなことは起きなかったと後悔してももう遅かった
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27:対立[タケミっちside]→←25:攻撃手法[タケミっちside]
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ぴの - はじめまして！そしてだいぶ前の作品に失礼致します！ 大阪w どついたw そういう事ですかw (2022年2月26日 0時) (
レス) @page47 id: e70a7924c6 (このIDを非表示/違反報告)
暗闇 - うわっホントに遅くなってごめんなさい。めっちゃ好きです。尊すぎです。天才ですね！ (2021年11月29日 21時) (レス) id: b5b1838b31 (このIDを非表示/違反報告)
ようえぐ(プロフ) - ririyさん» はじめましてっ、コメントありがとうございます！双子いいですよねぇ (2021年8月1日 8時) (レス) id: b84aabeb07 (このIDを非表示/違反報告)
ririy - 双子 神 （推しなのでありがたいです） (2021年8月1日 4時) (レス) id: b22339e9a9 (このIDを非表示/違反報告)
河谷若狭(プロフ) - 雪見大福さん» コメントありがとうございますっ！わわっ、嬉しいお言葉まで…更新頑張りますっ！ (2021年7月15日 6時) (レス) id: 1007f168b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河谷 | 作成日時：2021年6月10日 23時
