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「あのですね...その、」
「...その？」
「とっ...僕と友達になってくれませんか？えと...この店が好きっていうのもあるんですけど、えと...あ、。あっ貴女が付けてるそのストラップ！」
「ライクライブ！ですか？」
「ライクライブ！俺も好きなんですよ！だから店員さんと話してみたいなぁって思っていて...！」
彼女の鞄に付いているストラップは俺も一時期ハマっていたアニメ作品のものだった。
咄嗟に理由として取り上げる。
「そうだったんですね！嬉しい！周りにライクライブ！好きな人居なくて...
まさか、お仲間だなんて！あ、私も大学生なんです！えと...院生ではないので多分私が年下ですけど...」
「やっぱり！」
「、、やっぱり？」
「あーいや、働いてる時間帯的にそうかなって...」
「そうですね...！もう一度お名前聞いてもいいですか？」
「須貝...須貝駿貴！ナイスガイの須貝です！」
「ナイスガイ？！挨拶があるんですね凄い！」
ナイスガイがツボにハマったのか先程までの少し緊張が残る表情よりも随分と柔らかくなり、目を細めて笑う彼女。
作った笑顔ではないように思え嬉しくなる。
「僕も名前も聞いていいですか...？」
「勿論です！というか須貝さんのお名前聞いておいてわたしが名乗らなくてごめんなさい。
私の名前は、AAです。大学4年の21歳です！年下なので敬語はナシでお願いします！
ぜひ仲良くしてくださいね、ナイスガイさん！」
「よろしくね！Aさん！」
こうして俺は想い人の名前を手に入れた。
スタートラインに立てた...というよりもレースにエントリーした程度にすぎない現状。
こんな中高生みたいな恋愛なんて、この歳になってからするなんて思っても居なかったが、久々にこのむず痒い感じは嫌いではないと感じた。
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リハビリですがイマイチすぎて
消すかもです。うーん...
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作者名：るん子 | 作成日時：2020年4月10日 3時
