鮭大根のような君

信じて良いの？ ページ10

私は今、蟲柱様と義勇を探している。


　何となく気まずいんだよな。
　頬を叩いてしまったし。

　
　すると蟲柱様が急に止まった。


　蟲柱様の視線の先には
　義勇、炭治郎君



　そして鬼が居た。



　ザサッ！

　蟲柱様はその鬼を斬りに走った。
　止める理由なんてない。


　鬼なんだ。
　蟲柱様は正しいことをしている。

　でも少しだけ話、聞きたかったな。

　そう考えてる私の手は









　蟲柱様を抑えていた。



胡「何ですか？
　 Aさん、あれは鬼ですよ。」


　『蟲柱様、一先ず話を聞きましょう。

　 何で鬼を庇っているのか…。 』



炭「妹なんです！
　 俺の妹で、それで！」


　妹だったんだ。
　でも妹だからって殺すよ。


　鬼なんだもん。

　人を喰ったの？喰ってないの？

　まぁ、それ次第だな。


胡「まぁ、そんなんですか。



　 可哀想に…。

　
　 では、

　 苦しまないよう、
　 優しい毒で殺してあげましょうね。」



　蟲柱様、容赦ないな。
　

義「動けるか？


　 動けなくても根性で動け。
　 妹を連れて逃げろ。 」


　

　炭治郎君は礼を言い、走って行った。



　やっと喋ったと思ったら
　義勇が鬼を庇った？
　
　
　信用しても良いのかな。

　でも分からない。


　鬼は人を喰う生き物。

　人を襲わないわけがない。



胡「本気なんですね。


　 冨岡さん。
　 そしてAさん。 」



　蟲柱様からしたら私も鬼の味方か。

　どっちでもないんだけどね。
　実際、追い掛けてもないし。


　私が求めるのは真実だけだ。

鬼だから→←蟲柱

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