プレゼント ページ12
朝から外がなぜだか騒がしい。
どうせ、ガキが暴れてるんだろう。
原因の場所へ行くと、人が沢山集まっていた。
ハ｢あ！おはよ、リーヴァイっ！｣
走りながら近寄ってくるハンジ。
｢......｣
ハ｢無視？悲しいなぁー｣
｢それよりなんだ？この騒ぎは。｣
ハ｢え？リヴァイ知らないの？｣
｢は？｣
聞いてるんだから知るわけねぇだろ。
ハ｢今日、Aの誕生日らしいよ？｣
は？
｢は？嘘じゃねえだろうな？｣
ハ｢嘘つくわけないじゃん！｣
本気で言ってるのか？
｢それなら、なぜもっと早く言わなかった？｣
ハ｢えぇ、だって知ってると思ってたよ。君、本当にAのこと好きなの？｣
少し笑いながらそう言ってくるクソメガネ。
｢お前あとで削いでやるから待っとけ。｣
俺は小走りでAのもとへ行く。
Aの周りにはたくさんの人でいっぱいだ。
おめでとうなど言いながらプレゼントを渡すやつが沢山いる。
そういや
プレゼント、用意してねぇじゃねぇか。
プレゼントの一つもねぇのにコイツに会えない。
俺は立ちどまり戻ろうとするが
A｢あ、リヴァイさん！｣
Aに気づかれてしまった。
クソっ......
正直に言うしかねぇか。
A｢おはようございます、リヴァイさん。｣
｢あぁ。お前、今日誕生日なんだってな。｣
そう言うと凄く嬉しそうな笑顔で
A｢ご存知なんですか？！はい、そうなんです。えへへ...｣
と言ってくる。
あぁ......
この笑顔を守ってやりたい。
｢その、誕生日おめでとうな。｣
A｢ありがとうございます！
でも、リヴァイさん顔が暗いですよ？どうされました？｣
俺の顔を覗き込んでくるA。
コイツは俺の心臓を止めに来ているのか？
｢......今日はお前の誕生日なのに何も用意できなかった。すまない...｣
俺はそのまま言うことにした。
きっと悲しまれる。
俺はAにそんな顔をさせたくねぇのに。
A｢何言ってるんですか！私はリヴァイさんにそう言われただけで、いや、知っていてくれていただけで嬉しいんですよ｣
Aは笑顔を見せる。
｢そうか。｣
俺も自然と笑顔になった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱぁ - mioさん» こちらこそ励みになるようなコメントありがとうございます！！！！！！ (2023年3月24日 23時) (
レス) id: 5124ae2c11 (このIDを非表示/違反報告)
mio - わーーーーーーーー。好き好き好き好きやばい。ありがとうございますーーーー。 (2022年6月22日 9時) (レス) @page29 id: 60c83fa608 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - mitoさん» わぁぁ、なんてお言葉なんだ、、、ありがとうございます（（土下座 (2020年7月18日 21時) (レス) id: 6eabd6b129 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 更新頑張ってください。応援してます。真面目に最高です。 (2020年7月1日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - ぱぁさん» 可愛いだけじゃなくてかっこいいですし(独り言) (2020年6月8日 22時) (レス) id: d922fa5f70 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
