占いツクール
検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:6,197 hit

_ ページ14

暗く静かな廊下に、学園長室から聞こえる奇妙な鼻歌が響く。
そして誰かが歩く靴音が聞こえ、やがてピタリと止む。

「学園長、入ります」

黒に近い青色の長い髪を頭上で一結びした男が、青筋を浮べながら学園長、園蛇 晴の居る部屋へ返事を待たずに入る。

そこには大量の菓子を眼の前に、先程まで楽しくしていたのか、口が緩んだ状態で顔を真っ青にさせた晴が椅子に座っていた。

「や……やあ、イー君。ど、どうしたんだい?」
「聞かなくとも分かるでしょう。ですがたった今要件が増えたのでお答え致します。まず初めにあいつらが動き出したという報告、次に……」

青筋を浮かべた男が指を鳴らす。すると晴の前にあった菓子が全て消え去り、書類の様なもので埋め尽くされる。

「その目の前菓子を消し去る事。そして仕事をハル様に全て終わらさせて頂く事です」
「あ…………」

男、イスタル・マクフォルは威圧しながら黒い笑みを見せながら言うと、いつの間にか晴の身体は椅子に縛り付けられていた。

「ちゃーんと、終わらせてくださいね?私、ここに居ますので」
「うぐぅ」

そうしてイスタルの監視の中、晴は仕事真面目にやり始める。

それから数時間程して、書類はようやく7割程減っていた。

「う〜目が疲れたぁ肩がぁ……」
「後少しですよ。とっとと終わらせられますよね?」
「……はぁい」

晴は肩を落し、仕方なく仕事を続けようとすると扉が叩かれる。
だが、返事も無く扉が開くと、晴は部屋へ入ってきた人物を目を見開き驚いた様子でただ見つめ、イスタルは誰か知らないのか不思議そうにしていた。

「久しぶり、晴名役者」
「なんで此処に居るんだ……__」

楽しげにそう言った人物を晴は呆れ気味に見詰めながら、目の前に居る者にそう言った。


−03.END−

お知らせ→←_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定キーワード:アルテミアス , オリジナル , 学園ファンタジー+戦闘   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:矢骸 鵺与 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年3月8日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。