7話 前編◾︎ ページ17
カトレアの両親は沢山の駅員を引き連れてやってきた。
彼女の姿を見つけると力強く抱き締めて彼女の無事を確認した。そして、彼女の傍で守ってくれていた少年 トマリの姿を見ると一瞬眉をひそめたが、すぐに頭を下げ感謝の気持ちを伝えた。カトレアは両親の表情の意味を理解出来なかったが一緒に改めて頭を下げた。
「君が娘を助けてくれたと聞いた、本当に感謝しきれない。ありがとう。」
「僕は、当然の事をしただけです…」
やり取りをしていると、ジュンサーさん達がやって来て男を連行して行った。
その場に残ったジュンサーさんはトマリの姿を見ると驚きの表情を浮かべたがすぐに元の表情に戻る。被害者と関係者であるトマリ達は事情聴取の為、ギアステーションの会議室に移動した。
「大体の事情は分かりました。防犯カメラの映像も確認出来たのであの男は確実に捕まるでしょう。ただ1つ問題が有りまして……」
事情聴取を終えたジュンサーさんは、トマリの姿を見る。トマリは終始静かに聞かれた事以外は答えずことの成り行きを見守っていた。
「トマリ君。君の行動は正しいと思う、だけど方法に問題が有るんだ」
まるで、叱る前の子供に諭す様なジュンサーにカトレアは疑問が生まれる。
トマリが、口を開こうとした時、
「お前、何をやってるんだ？！ 未成年のお前を雇う時に言ったよな問題を起こすなと、人様にポケモンを向けるなどあってならない事だ。大体ポケモンを持っていること事態も問題だ！」
「社長。申し訳御座いません。」
「わざわざお越しいただきありがとうございます。その彼には私達から話す所でして…」
「これはこれは、ジュンサーさんお勤めご苦労様です。この度は、ウチの使えない元従業員が大変ご苦労をおかけ致しました。」
会議室に突如入ってきた、男性がトマリのこの事を怒鳴り始めた。トマリは静かにそれを聞き、頭を下げている。
カトレアには理由が分からない、何故自分を助けてくれた心優しい少年が周りから怒られているのかを……
「お前のせいでウチの会社に傷がつく、元々の契約通りお前はクビだ」
そう吐き捨てて、怒鳴るだけ怒鳴った男性は会議室を出ていった。ジュンサーも両親もただ静かに見送っていた。
「トマリ君。分かっていると思うけど、君の行動を私達は罰しなくてはいけないの……理由はわかるよね？」
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アクエリ(プロフ) - いえいえ〜望む望まない構わず更新してくれただけでも嬉しかったです〜更新は作者さんの意向で大丈夫だと思いますし、嬉しいと思っていただけたなら良かったですw (2022年10月24日 19時) (
レス) @page33 id: dee40d5769 (このIDを非表示/違反報告)
やる気次第(プロフ) - アクエリさん» アクエリさんお久しぶりです。 望まれていた更新では無かったと思いますが、アクエリさんのように待っていたと言ってくださる方がいて本当に嬉しいです。ありがとうございます。 亀更新ですみません笑 (2022年10月24日 19時) (レス) @page31 id: 362602b926 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリ(プロフ) - お久しぶりです、長らくこの作品を待ち遠しくしていましたー！更新ページを開いてみれば久しく見ていなかったタイトルが画面上に見えたのでとても嬉しくなりましたw更新おつかれさまです〜 (2022年10月24日 18時) (レス) @page32 id: dee40d5769 (このIDを非表示/違反報告)
やる気次第(プロフ) - アクエリさん» いつもありがとうございます。アクエリさんのコメントにいつも心救われております。ノリで描き始めたところがありちょくちょく自問自答をしているのですが、需要が有ると言っていただけると、とても救われる気分になります。ありがとうございます (2022年7月25日 12時) (レス) id: 362602b926 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリ(プロフ) - そして相変わらず、小説大好きです。読み返していっつもニコニコしてます。更新お疲れ様です〜 (2022年7月23日 13時) (レス) id: 694583c89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やる気次第 | 作成日時：2022年4月5日 12時
