1話 ページ2
俺は2人に手を引かれ、かつて住んでいたかもしれない家に招かれた。本当はあの後、シロナさんと共にホテルで一晩泊まる予定だったが、2人から猛反対をくらい家に行く事になった。
「「改めて、おかえりなさい兄さん」」
迎えられた玄関、ここに来るまで背の高い管理人がいるマンションに入り、エレベーターに乗るのに鍵を使い、かなり上層階で降りたら人が居なくて驚いた。なんだったら、玄関の扉がこの階に1つしか見当たらないのである。
サブウェイマスターという、職業はかなり給料がいいらしい。少し泣きそうだ……
「どうしたのですか？入って下さいまし」
立ち止まったままの俺の手をノボリが引いて玄関に入る。4LDKのファミリータイプなのか廊下には部屋が4つ有るらしく扉が4つ、1番奥にはガラスで区切られたリビングらしき所が見えていた。
靴を脱ぎ、フローリングに上がる。俺の後をついてくるようにノボリさんとクダリさんも玄関に入る。ｶﾁﾘ 鍵を閉める音がした。
この2人から逃げられなくなった訳だが、万が一失礼な事があっても事前に、シロナさんから俺が記憶喪失である事の説明を受けていたので大丈夫だと願いたい。
関係性を掴めないうちは、程よい距離を保って接すれば良いはずだ。間違っていたらその都度、直せば良いし……と考えていた俺だが、
「ここがトマリの部屋、こっちがボク、向かい側がノボリの部屋で、隣が寝室ね」
クダリがそれぞれプレートがかかった部屋を指で示しながら説明をしてくれるが
「え、各部屋で寝てんじゃ無いの？、っですか……」
「えぇ、わたくし達は幼い頃から1つの寝具で寝ていたでは有りませんか」
否定では無い。むしろ、ベッドが1つしか無いと爆弾発言をされてしまった。
過去の俺(仮)よ、どんな生活をしていたのですか？
「確認は後から致しましょう」と、リビングに押される。
リビングはとにかく広かった。モノトーン調でまとめられたリビングは無駄な家具が1つも無さそうで、収納やら大人3人で座ってもゆとりが有りそうなソファーはシンプルなのにオシャレなデザインをしている。キッチンも料理をするらしく食器や調味料が有るのに綺麗に片付けられており、まるでモデルルームをみている気分だ。
1つあげるとするならば、ソファーには大きなヒトモシとバチュルのぬいぐるみが置かれているからか、モデルルームみたいなのに生活感が感じられた。
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アクエリ(プロフ) - いえいえ〜望む望まない構わず更新してくれただけでも嬉しかったです〜更新は作者さんの意向で大丈夫だと思いますし、嬉しいと思っていただけたなら良かったですw (2022年10月24日 19時) (
レス) @page33 id: dee40d5769 (このIDを非表示/違反報告)
やる気次第(プロフ) - アクエリさん» アクエリさんお久しぶりです。 望まれていた更新では無かったと思いますが、アクエリさんのように待っていたと言ってくださる方がいて本当に嬉しいです。ありがとうございます。 亀更新ですみません笑 (2022年10月24日 19時) (レス) @page31 id: 362602b926 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリ(プロフ) - お久しぶりです、長らくこの作品を待ち遠しくしていましたー！更新ページを開いてみれば久しく見ていなかったタイトルが画面上に見えたのでとても嬉しくなりましたw更新おつかれさまです〜 (2022年10月24日 18時) (レス) @page32 id: dee40d5769 (このIDを非表示/違反報告)
やる気次第(プロフ) - アクエリさん» いつもありがとうございます。アクエリさんのコメントにいつも心救われております。ノリで描き始めたところがありちょくちょく自問自答をしているのですが、需要が有ると言っていただけると、とても救われる気分になります。ありがとうございます (2022年7月25日 12時) (レス) id: 362602b926 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリ(プロフ) - そして相変わらず、小説大好きです。読み返していっつもニコニコしてます。更新お疲れ様です〜 (2022年7月23日 13時) (レス) id: 694583c89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やる気次第 | 作成日時：2022年4月5日 12時
