浮気１７ ページ17
サランSIDE
あの邪魔な女を排除して
チャニョルくんと二人で今日も
帰れると思ったのに、
「ねぇ、
まだ帰らないの？」
CY「Aと帰るから。」
チャニョルくんはこれの一点張り。
「学校中どこ探しても
いなかったんだよ？
もう帰ったんだって！」
CY「でもまだ靴が残ってんだよ。
Aとセフンの靴が。
それに二人は今、一緒にいる。」
そう、辛そうな顔で話すチャニョルくん。
私のことは一切見ないで
チャニョルくんはずっと携帯を見つめていた。
そんなにあの子が好き？
私のほうが可愛いのに、
身体の相性だってばっちりじゃん。
ムカつくんだよね。
行為中は私の名前を何度も呼ぶのに
私の隣でぐっすり寝てるときは
”A”
なんて愛おしそうに寝言を言うの。
結局私はあの子の代わりなんだなって。
だから私は、二人を絶対に引き裂いてやる。
チャニョルくんには私しかいないって
思い知らせてあげるんだ。
「あ！チャニョルくん
まだ見てない場所あったよ！」
CY「え？どこ？」
ようやくチャニョルくんが視線を上げた。
そして綺麗で整った顔を目が合う。
その目には期待と不安が入り混じってるように見えた。
「図書室だよ、図書室。」
そう言うとチャニョルくんは
クリクリの目を思いっきり開いて
”そこだ！”と大きな声で言うと
勢いよく教室から出て行った。
チャニョルくんに
現実を見せてあげないと、ね。
さぁ、あの二人はどう動くのか。
楽しみだなぁ。
そんなことを考えながら
私も走ってチャニョルくんを追った。
・
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作者名：て て 。
| 作成日時：2015年10月18日 1時
