浮気症彼氏。 (ページ13)

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浮気１３ページ13

ASIDE

CY「あぁ、あれね。

委員会終わった後俺だけ仕事

任されちゃってさ。」

焦った表情は一切見せず

淡々と話すチャニョル。

相変わらず嘘が上手い。

案の定私は

『…あっそ』

としか返せなかった。

CY「最近一緒に帰れなくて

寂しい思いさせてごめんな。

今日はだから一緒に帰ろ？な？」

眉を下げて必死にお願いするチャニョル。

その顔に私が弱いこと

知っててやってるでしょ？

『…うん。』

CY「やった！」

そう喜ぶと

私をギュっと強く抱きしめた。

『…ちょ…くるし…っ』

CY「俺不安なの！

セフンといつの間にか仲良くなってて…」

『私はチャニョルだけが好きなの分かってるでしょ？』

CY「分かってるけど不安。

こうやって抱きしめてないと

どっか行っちゃいそうで、不安。」

『私だってそうだよ。

チャニョルはモテモテだし。』

CY「俺はAしか見えてないから。」

嬉しいけど何か引っかかるのは

きっとサランちゃんの存在だと思う。

CY「ねぇA。」

ゆっくりと離れて

チャニョルの真剣そうな顔と目が合う。

『ん？』

CY「あんまりセフンと仲良くしないで。」

『…へ？』

CY「これからは毎日一緒に帰ろ。

委員会あっても待ってて。

部活あるけど待ってて。」

CY「セフンともう関わらないで。」

『………何それ…』

CY「俺ベクとAが二人っきりでも

心配なのにセフンと二人っきりなんて

考えただけでおかしくなりそうなんだ。」

『そんなのチャニョルだってサランちゃんと…』

そこまで言って口が止まった。

CY「サラン？

アイツはただのクラスメイトだって。

朝は道でたまたま会って

無視すんのも失礼かなって思ったから

一緒に来ただけ。本当に何にもないよ。」

CY「そんなに心配なら

サランとはもう話さないし関わらないから。」

そういうことじゃない。

そういうことじゃないよ馬鹿チャニョル。

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