浮気症彼氏。 (ページ27)

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浮気２７ページ27

ASIDE

『ていうかどうやって
セフンと会えばいいのよ。』

家に入ろうとドアを握った瞬間
ふとそんなことが頭をよぎった。

連絡手段はないし、
学校にも来てないし、
ましてや家なんて知らないし。

『馬鹿ベク…本当に絶交になっちゃうよ』

普段はおちゃらけたやつだけど
あれは冗談とかじゃなさそうだし。

グゥ～…

そんなことよりまずはご飯だ。

ようやくドアを開けて家に入る。

『ただいま～、…ん？』

玄関に見慣れない綺麗な靴があった。
オッパのお客さんかな。
挨拶だけでもしとこう。

いつもならそのまま
階段を上って部屋に直行だけど、
部屋着に着替える前にと思い
リビングへ行った。

『オッパ、ただいま。
お客さんいらしてる……の…って…』

XM「あ、Aおかえり」

『………な、なんで…』

LH「お邪魔してるよ、Aちゃん」

ゾクッとする笑顔を見せてこちらを見るルハン先生

『なんでここにいるんですか…』

LH「なに、そんな怖い顔して～
しうちゃんに似た可愛い顔が台無し～」

XM「ルハンとはただ世間話してただけだよ」

また話したんだオッパに。
私がセフンと浮気したってことを。
それを話にここへ来たんでしょ？

『オッパ正直に話して、
この人に何言われたの？？』

XM「なに言ってんの？
俺のコーヒーショップの客の愚痴を
聞いてもらってただけだよ？」

LH「しうちゃんその話の続きは今度して？
るぅ、妹ちゃんに話したいことがあるんだ。」

XM「なんだよ、俺抜きの話～？
まさかパクチャニョルじゃないだろうな。」

LH「違うよ、進路の話。
大学全然決まってなくて担任困ってるみたい
だからるぅが代わりに話聞いてあげようと思って。
しうちゃんにも話しずらいだろうしね。」

XM「そういうことなら…
大学は自分の行きたいところでいいからな。

じゃ、俺は職場にちょっくら行って
こようかな。」

そういって車の鍵を持ってリビングを
出て行ったオッパ。

最後に

XM「あ、パクチャニョルのことだけど。

もう俺許したから。お幸せにな。」

そんな言葉を残して本当に家を出た。

『何言ったのオッパに。』

LH「だから～るぅは何も言ってないってば。

るぅは、ね。」