浮気症彼氏。 (ページ20)

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浮気２０ページ20

ASIDE

ロッカーの中で抱きしめ合ったまま固まっていると、

足音が近づいてきてガチャという音が鳴り急に視界が明るくなった。

LH「いつまでそこで抱き合ってるつもり？」

そういわれてパッと離れ、ロッカーから出た。

…バレてしまった。

いや、

もうとっくにこの人は知ってたのかもしれない。

すべてを知り尽くしてるかのように

面白そうに私を見つめる表情は昔と変わらない。

チャニョルが浮気してるってことを私に伝えに来たときのように。

LH「ふふっ、面白いことになったね。

今度はお前が浮気するなんて。」

『これもオッパに話すつもり？』

LH「さぁね。だけど話したとしてもしうちゃんはお前を怒りはしないよ。

パクチャニョルとは本気で別れさせられるだろうけど。」

『お願いだからオッパには話さないで』

LH「え～、どうしよっかな～。」

SE「僕からもお願いします。」

LH「お、お前がオセフン？

イケメンなのは知ってたけど近くで見るともっとカッコいいね」

SE「お願いします、このことは黙っててください。」

LH「なんで？Aはともかく、お前が口止めする理由がわかんない。

パクチャニョルと別れたらお前が付き合えるかもしれないのに。」

SE「僕はヌナの意思を尊重するので。

ヌナが言ってほしくないと思うのなら僕は口止めするのみです。」

LH「へ～、カッコいいね。顔だけじゃなく、中身までカッコいい。

良かったな、こんな召使いがそばにいてくれて。」

『召使いなんて言い方やめて。』

SE「いいんです。召使いでも。

ヌナがそばにいてくれるなら、召使いでも何でもなります。」

そんなことを言うセフンに胸がズキッと痛んだ。

LH「うわぁ、泣けちゃう。

仕方ないなぁ、

今回はオセフンに免じて目を瞑ってあげる。」

『あの、一つ聞きたいことがあるんですけど、

どうして助けてくれたんですか。』

LH「え？(笑)どうしてって

ここでバレたらつまんないからに決まってんじゃん(笑)

あ、そうだ。靴はるぅが持ってるから返すね。」

そうニコッと笑ったルハン先生に

なぜか背中がゾッとした。

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