Monster (ページ7)

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BK「…結局こうなるわけね」

ベクヒョンは、ある人物に銃を向けている

その人物は震えるそぶりも見せずただ向けられた銃を見つめている

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数時間前

CY「んで、お仕事当日となりましたが！ドキドキだね～」

DO「そんなテンションだと失敗するぞ」

CY「しない、しない！ちょうど誰もいない隙を狙っていくんだろ。余裕よ」

BK「そうそう、ただ宝石だけかっさらって退散すればいいだけ」

DO「あくまで入っているのは情報だけ。もしかしたらを予想して慎重に動いてよ」

CY「了解！んじゃ行きますか」

ギョンスの心配も聞かず二人は緊張するそぶりもなかった

それが後々後悔することになると誰も思っていなかった

CY「真っ暗だな」

向かった先のキム一家が住む豪邸は真っ暗で人がいる様子はなかった

BK「やっぱ情報通りじゃん」

ベクヒョンは心の中で少し安心した
これで仕事は完璧にこなすことができる

DO「正面は危ないから裏から入ろう」

家の中には無事に入ることができた

手に入れる宝石は地下の部屋に隠されている

DO「今セキュリティソフトをハッキングして開けるからチャニョルはこの周辺を、ベクは家の中を見張ってて」

CY「おっけい、キム一家が帰ってくるまで一時間もないからちょっと急ぎめでやってくれ」

BK「じゃあちょっと見回ってくる」

ベクヒョンは家の中を探索する

見るからにいい家だ

よくわからない高価そうな絵や大きなソファ

何不自由なく暮らせる環境だ

BK「俺ならこの家なら永遠でも引きこもってられっけどな」

奥に進むと何やら難しい本が並んでいる本棚が並んでいた

読む気にもならない見るだけでめまいがするような本ばかりだ

BK「…ん？」

だが一部分だけも知っている本が並んでいた

有名な童話の本やファンタジー、恋愛ものなど、先ほどの本とはかけ離れたものが並んでいる

一つを手に取ってみる

BK「ふ～ん、懐かしいな」

とその時

背後に気配を感じた

チャニョルやギョンスだろうか

いや、それだったらすぐ声をかけるだろう

きっと予感していたことが起きたのだ

ベクヒョンはすぐさま銃をとり後ろの気配に向け構えた

『あなたは誰ですか？』

そこには銃を向けられているのにも関わらず怯えるそぶりもない

どこか悲しい目をした一人の女が立っていた