告白みっしょん。 (ページ28)

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Mission 28 ページ28

ASIDE

『やだやだやだやだ！！！
行くったら行くの！！！』

MS「わがまま言うなよ…」

『なんでダメなのさ！』

二人の勝負を
この目で見たかったのに
オッパに家で待ってろって言われた。

どうしてよ…

MS「二人からのお願いなんだよ。」

『へ……？』

MS「……絶対にどちらかが負ける。

その負けたやつが
Aの前で惨めな姿なんて
見せたくなんてないじゃん。

どっちも勝つ気でいるけどさ、
やっぱり負けるかも、っていう
不安もあるんだよ。きっと。」

私は何も言えなかった。

MS「Aはこの部屋にいて。

勝ったほうがこの部屋に来るから。」

『やだ』

MS「A」

『やだ！』

MS「A」

『やだ！！！』

MS「いい加減にしろ！！！」

一気に静まり返った部屋。

私は口を開いた。

『……怖いの。
この勝負がきっかけで
どっちかが離れていきそうで…

今までみたいな関係が
崩れちゃいそうで怖い…。』

MS「A…」

・

JI「んなことありえないから。」

LH「こんなことで関係が崩れるの？

……ふざけんな。
そんな簡単に壊れるような
関係作った覚えないから。」

『…なんで……』

急に部屋に入ってきた二人。

JI「Aがこんな心配
してんじゃないかなって思ってさ。」

LH「ま、馬鹿の考えてることは
予想がつきやすいからね。」

『………うるさいです…』

MS「わかったでしょ。
Aが心配することは何もないから。
この部屋で待ってて…ね？」

私はゆっくり頷いた。

『「俺が迎えに来るから」』

この勝負の行方はどうなるのか。

まだわからない。

・