告白みっしょん。 (ページ27)

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Mission 27 ページ27

ASIDE

LH「……はよ。」

『あっおはようございます』

先輩を見ると
服は部屋着に戻っててお風呂上がりのようで
髪は少し濡れてて肩にタオルをかけてた。

……いやびっくりだ。

さっきまでの光景が嘘のようだ。

LH「………何ジロジロ見て。」

『あっいえ……朝ごはん食べますか？』

LH「…うん食べる。」

・

LH「おかわり」

『まだ食べるんですか！？』

小食の先輩はいつも
ご飯は少しだけだったのに。

LH「……悪い？」

『いえそんな！たくさん
食べてくれて私は嬉しいです！』

LH「お前の料理はおいしくないけどね。」

………やっぱりむかつく。

『そんなの分かってます…』

でもやっぱり少しだけ…
ほんの少しだけへこむ。

LH「あ、いや…そういうことじゃ…」

私が落ち込んだのを見たのか、
いきなり焦り出す先輩。

……ぷっ(笑)

『大丈夫ですよ。
先輩に言われるの慣れっこですから。』

そう言って笑って見せた。

すると急に黙り込む先輩。

私はご飯を盛って先輩に渡した。

すると…

『えっ』

すごい速さで
ごはんを口の中に掻き込む先輩。

そしてあっという間に
ご飯はなくなってしまった。

LH「…………さっきの嘘だから…

・

美味しいよ、Aの料理。」

キュン

不覚にもときめいてしまった。

『先輩ほっぺにご飯粒ついてますよ(笑)』

LH「え？どこ？とって」

『と、とるんですか？』

LH「は～や～く～」

仕方なく先輩のほっぺに
ついたご飯粒をとった。

すると

グイッ

と、腕を引っ張られて
人差指にあるご飯粒を
先輩は指ごとパクッと口の中に入れた。

ぶわっ、っと顔が
みるみる赤くなるのがわかる。

そしてそんな私の顔を見て
満足そうに笑って

LH「ごちそうさま」

そう言い残して
先輩は部屋に戻った。

先輩ってあんなに
かっこよかったっけ？

・