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「玲於くん...流石に女の子突き飛ばすのは良くないよ...。けどありがとう。嬉しかった。」


「別に。思ったこと言っただけ!」



私、ほんとに辞めようなかなって何回も思ったことがあるの。
前に片寄くんとご飯に行った時に、俺は仕事と私情は一緒にしない主義だからって言ってたことがあって。



玲於くんもきっとそうなんだろうな、それならこの仕事辞めたら違う関係になれたりするのかなって。




だけどそれはきっと逃げてるだけ。



こうやってマネージャーとして、五十嵐Aとしてしっかりと玲於くんと向き合いたかったから。




「絶対辞めんなよ、やめたらぶっころす」



鼻にかかったような声でそういう玲於くんに思わず笑が漏れる。
そんな声とかいつだって眠そうな目とか、素直じゃないところとか。
そんなところも全部含めてきっと好きなんだろうな。




謎の間があってから、ゆっくりと玲於くんが近づいてきて、心臓が煩くなっていく。




玲於くんは顔がくっつきそうなくらい顔を近づけると、ニシシと笑いながら。




「これからもよろしくね、雑用係さん」



そう言った。



私は笑いながら、脇腹をつついてやった。





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作者名:めいこ | 作成日時:2018年12月14日 22時

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