私の憧れ -1- (ページ30)

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３０【YSside】ページ30

"早く乗りなよ、虫入る"

ヒョクチェのこの言葉を聞いてから、Aは悲しそうな顔をした

咄嗟にAの手を引いて、隣に座らせた

なにを話しかけても、誰が見ても分かるくらいの作り笑い

相当ショックを受けたのか、手に持ってるスマホの電源を付けたり消したり
きっと自分では気づいてないんだろうな

少し見えるスマホの画面

ん、、？ヒョクチェ？

Aが働き始めたのは今日だし
今日一日でヒョクチェを好きになったとは思えない

エルプだったのかな

「A」

ずっと元気の無いAに話しかける

A「、、はい」

「もしかして、、さっきヒョクチェに言われたこと気にしてる？」

ふふっなんでわかったのって顔してる

Aは隠してるつもりなのかもしれないけど、誰でもわかる

ヒョクチェのファンなのかと聞いてみると

素直に認めるA

ファンだとしても、自分の好きな人に言われた言葉は深く考えちゃうからな。

ヒョクチェがAを嫌いだとは思わない
きっと自分だけが仲良くなれてないこの状況が面白くないだけ
そう思った

可愛い弟と、妹が
仲良くなれるように祈ってAの頭を撫でる

MG「着いたぞー」

ヒョクチェの住むマンションに着いて、ヒョクチェが降りる

HC「あ、A寝ちまったか」

LT「気持ちよさそうに寝てるね、起こすのも可哀想だなあ」

DH「なんでAを今おこすのさ？」

EH「同じマンションだからでしょ」

！？！？

俺と同じように
知らなかったメンバーはびっくりする

MG「なんだヒョクチェ、知ってたのか」

EH「、、まあね」

DH「なーんだ！じゃあ俺がA抱っこしていくよ」

EH「いいよ！！」

いきなり大声を出すヒョクチェ

EH「、、、俺が、連れてくから。ヒョン、この子の部屋番号何？」

MG「1805だけど、、」

ヒョクチェは寝てるAをお姫様抱っこした

EH「じゃあね」

ｼｰﾝ、、、

SW「急だな、、、ヒョクチェ」

SD「仲良くなろうとしてるんじゃない？」

RW「ヒョンも素直じゃないなー」

DH「え、なに！？何が起きてるの！？」

ドンヘだけが理解出来ていないこの状況

LT「A、ヒョクチェのファンなんだよ」

RW「そうだったの！？」

「スマホのホーム画面、ヒョクチェだったぞ」

RW「Aも乙女だねー！」

HC「おいドンへ、Aがヒョクチェのファンだってこと、ヒョクチェには言うなよ」

DH「なんで！？」

LT「いいから！」

納得いかない様子のドンヘ

上手くいくといいな