私の憧れ -1- (ページ27)

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メンバー達と一緒にバンに乗り揺れる

さっきからリョウクオッパや、イェソンオッパが沢山話しかけてくれるけど
何も頭に入らない

"早く乗りなよ、虫入る"

ヒョクチェに言われた言葉が頭から離れなくて

別に、嫌いな人に向けて言う言葉でもない。

でも

誰にでも優しくて、性格良いヒョクチェから
聞いたことのない低い声を聞いてしまって

嫌われてしまった
迷惑をかけている

そう思った。

YS「A」

「、、はい」

オッパが小声で話しかけてきた

シンドンオッパとリョウクオッパが2人で大きな声で会話してくれてるから、聞こえないみたい

YS「もしかして、、さっきヒョクチェに言われたこと気にしてる？」

、、やっぱり鋭いなあ、

「そんなことないですよ^^」

YS「無理してる。」

「、、、どうして、分かるんですか？」

YS「Aさ、ヒョクチェのファンでしょ？」

！？！？

「オッパ達に聞いたんですか？」

YS「さっき、Aのスマホの画面見えた」

「あ、、、」

好きになってからずっと、スマホのホームをヒョクチェの画像にしてる私

、、変えなきゃ

YS「変えなくていいと思う」

！？

なんで心の声が

YS「ヒョクチェさ、Aのこと嫌いなわけじゃないから」

「どうして、、、」

YS「ヒョクチェは、ちゃんと知らない相手を嫌いになるようなやつじゃない」

、、、だとしても、知らない間に失礼なことしたのかもしれないし

でも、、弟をよく知るお兄ちゃんの言葉だから
嫌われてしまったとしても
私が好きなうちは、変えないでおこう

「ありがとうございます、オッパ」

YS「おう」

ﾜｼｬﾜｼｬ

優しく頭を撫でられる

車の揺れと、今日一日の疲れと
イェソンオッパに撫でられた気持ちよさで
どんどん眠くなってしまった