女社長は今日も口説かれる (ページ10)

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悩んでる理由ページ10

最近街中で女の子たちがSEVENTEENの名前を出して楽しそうに会話してる姿をよく見かける。

『この調子でファンになってくれる子が増えてくれれば、12月の下旬には小ホールでコンサートができるかも』

キャパは小さくていいから、確実に席が埋まる場所にしたいわね。

『よし、そうと決まれば早速社員集めて会議ね』

『じゃあ、11月上旬にあの子たちの人気も確認しつつコンサート会場を決めていきましょ。みんな忙しいのに集まってくれてありがとね』

社員のみんなには今年中にSEVENTEEN単独でのコンサートをしようと考えてることを伝えた。

みんなそれぞれ意見はあったけど、全員あの子たちにコンサートをさせたいって気持ちはあったみたい

『会場を探すのは結構大変そうね、、』

でも、あの子たちの喜ぶ顔がみれるんだったら…本気で探すしかないわよね

『あの子たちへの差し入れ、こんなので良かっかしら』

SEVENTEENは、今日も狭い練習室に13人でこもってダンスを繰り返し踊っている

学生の子たちは毎日のように学校があるのに、手を抜かずに頑張ってて本当にすごい

『そんな頑張り屋さんなグループには少しでも息抜きをさせないとよね』

今なら多分休憩時間のはずだから、邪魔にはならないかな

『、、、あれ、あそこにいるの…』

ジフンくん、？公園のベンチに座って考え事でもしてるみたい。周りに誰かいる感じもしないし1人よね

『こんなところで何してるの？』

「あ、こんばんはヌナ」

ジフンくんも私のことをヌナって…あぁ、ダメダメ気にしないって決めたの。

『こんばんは、ノートにペンまで持って。歌詞でも書いてたの？』

「まぁ、そんな感じです。全然いい言葉浮かんでこないですけど」

『、、なんか焦ってる？』

「…え？」

『いや、私の勘違いだったらごめんなさい。』

「、ヌナの言う通りですよ。俺今結構焦ってるんです。」

『そう…』

焦ってる理由を無理矢理聞いたりはしないけど、それが分かればなんて言葉をかけてあげればいいのか大体分かる

こういう時ってどうにかしてその理由を吐かせるっていう方法しかないのかしら、