女社長は今日も口説かれる (ページ8)

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私が悪いページ8

「、、でヌナを俺たちの宿舎まで連れてきたら俺のベッドに入ってそのまま寝ちゃったって訳です」

『わ、私はなんてことを…』

昨日の打ち上げで飲みすぎてしまった私は誰彼構わず絡んで、それに飽きたらすぐに寝るというなんとも酷い行動を取ってしまった。らしい…

「昨日のヌナは本当すごくてですね、特n」

『うぅ、もうそれ以上はやめてぇ…ちゃんと反省するからぁ；；』

「そんな反省なんて、多分みんな気にしてないですよ」

本当かな、、ソクミンくんの言うことあまり信じられないんだけど…←

『そろそろベッドから出る？』

「いや、スニョニヒョンが起きるまではダメですね。ヒョン寝てる時に起こすと怖いんですよ」

『あぁ、そうなんだ…』

それにしても、こんな狭い部屋にダブルベッドを2つ並べるって相当頭の悪い人がすることでしょ。

事務所の金銭的にこうせざるを得なかったんだろうけど、さすがにこれは窮屈すぎる。

『早々に対処しないとダメね、、』

「何がですか？」

『いや、こっちの話よ。』

「えぇ、話してくれないんですか〜？気になるんですけど〜」

『気にしなくていいからｯ、こっちに来るのやめてよｯ』

やっとさっき私のことを拘束していたソクミンくんの腕から抜け出したって言うのに、また抱きしめられちゃキリがないわｯ

私はベッドの手すり部分まで下がってソクミンくんがこれ以上近付いて来れないように布団を被った。

「もー、分かりました！諦めますから出てきてください〜」

私は布団から顔を少し覗かせてソクミンくんの表情を見た

うん、この顔は嘘ついてなさそう。出て大丈夫かな

と思い被っていた布団をどかした瞬間、急に景色は一変してソクミンくんが私の上に跨るような形になった。

『…何、、？』

「俺の見解ですけど、ヌナは歳下に弱い気がするんです」

『あぁ、私もこの前自分で思ったわ。』

何かしら言い返せはするんだけど、断りはできないのよね…

「だから、今ならメンバーみんな寝てるし何しても怒られないかなと思って」

…若いっていいわね、どんなことにでも好奇心旺盛で。

『…いいわよ、ソクミンくんは私に何をしてくれるの？』

上半身を少し起こして右手で彼の頬に触れてみる

私はそれからソクミンくんの耳が少しずつ赤くなっていくのを見てｸｽｯと笑ってしまった。