女社長は今日も口説かれる (ページ6)

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豹変するタイプページ6

『ミンギュくん、！腕引っ張らないで！私は別に行かなくてもいいわよ！』

「ダメです！Aさんと事務所の方たちで俺らのデビューをお祝いしてもらわないと！」

やっと仕事が片付いて家に帰ろうとバックを肩にかけた瞬間、急にドアをバンッと勢いよく開ける音がした。

まぁその正体が誰なのかだいたい予想はできてたけど、案の定今日デビューしたあの子たちの仕業で、、

彼らは私の仕事部屋に入ってくるや否や、私の腕を掴んで「今からAさんを俺らのデビュー祝いの打ち上げに連れていきます！」と何故か自信ありげに言ってきた

『で、でもやっぱりそういう打ち上げって事務所の社長がいると素直に楽しめないじゃない？だから私は行かなくて大丈夫y』

「楽しめるんで、気にしないでください！」

「なんならAさんがいないと楽しめないですから」

スングァンくんにハンソルくんまで…そういうこと言ってくれるのはすごく嬉しいんだけど、私が打ち上げに誘われても拒んでるのにはちゃんと理由があるのよ、、

S.COUPS side

『スンチョルくん！もっといっぱい飲みなー！//』

「いつものAさんじゃないみたい、」

そんなことを口に出してしまうくらい驚きが隠せない状況なのだ。

初めて会った時に一目惚れして好きになったAさん、外見も言葉遣いも綺麗で大人の余裕を感じていた。

だけど今は…

『スンチョルくん可愛いね〜、その困った顔が堪らないよ…お姉さんがどんな事でも教えてあげるから、家来る？///』

大人の余裕ってより、大人の色気を感じる…

「や、あの、As」

『あ！また名前で呼んだ〜！ヌナって呼んでっていつも言ってるでしょ〜？//』

え、初めて言われましたよそんなこと、、スニョアとかスングァニはAさんのことヌナって呼んでるけどそうやって呼ばれるの嫌がってるし…

『ほら、呼んでみて？//』

「ぬ、ヌナ…ｯ//」

『よくできましたぁ//』

その言葉と同時にAさんの胸が俺の腕に当たる

これは普通にやばい。俺の俺もやばいし、何よりメンバーからの視線がもっとやばい。

Aさんが打ち上げに来るのを拒んでたのは、お酒を飲むと性格が豹変するからだったのかと納得した。