. Best Pals 06 (ページ45)

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# 飴ページ45

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ある日、1週間の中国スケジュールから帰国していつも通り大勢の人々に囲まれて空港内を歩いてる時。

(カツン、

「？」

歩いてる私達の足元に落ちたのは

………飴？

私はそれを拾う。

前を歩くメンバーは気付いてない。

(カツン、カツン、

次は2つ投げられて私の身体に当たってから落ちる。

明らかに私に投げられてる。
それと同時に妬み、怒りが含まれてるような視線を感じた。

私はまたそれを拾った。

アンチか。

周りはペンだらけ。
勿論それを見てる人はいる訳で、

' 誰よ！！Aに飴投げたの！！'
' Aケンチャナ！？'

と、ペンは騒ぐ。
その声たちはメンバーにも届いたらしい。

私の方を振り向いて険しい表情をした。
特に韓国人メンバー。

' 飴を投げる 'という行動は韓国では屈辱的行為に値するらしい。

……バカバカしすぎる。

こうやって実際されても日本人の私にとっては痛くも痒くもないが。

正直、食べ物を投げる行動の方が腹が立つ。
何故そういう行為の為だけに食べ物を投げるのか。その神経が分からない。
食べ物に罪は無いはずだ。

その間にも、2個3個と私に向けて飴が投げられる。
私はそれを拾うまでだけど。

ペン達の騒ぎは怒りと比例して増すばかり。
とりあえず空港から出て、バンに乗り込む。

HY「……A、、」

凄く悲しそうなオッパの顔。

「ヒョヌオッパそんな顔しないの」

HY「だって飴、」

「あー日本人の私には理解できない行動だからこういうの痛くも痒く無いんだよね(笑)」

DL「そっか、Aが傷ついてないならいいんだ。」

ダリョンオッパは優しい笑顔で私の頭を撫でてくれてるが目が笑ってない。

こっちのバンに乗ってたサランオンニは……怒りで震えてる様子。それをどうにか宥めようとするアリーオンニ。

SR「何でAが、っ、」

怒りで震えてるサランオンニの手を握った。

「オンニ、私大丈夫だから。屈辱的行為だって事は認識してるけど、私からしたら食べ物を粗末にする事の方が怒りで震えそう。

ほら、私いつもみんなに残したご飯は冷蔵庫に入れて明日食べてって言うじゃん？(笑)」

SR「A、、」

なるべく明るい表情で言った。
私は傷ついてる訳じゃないということ分かってもらう為。

嫌な予感がするのは私だけ？

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