. Best Pals 06 (ページ34)

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# 何を知っていると言うのかページ34

You side

ある日の夜中。
今日のお客さんであったセフニオッパを寝かせて私は自分達のペンサイトを見てた。

凄く嬉しい事が沢山書いてるけど、やっぱりアンチはいる。

だけど、ずーっと見てると凄く不審なコメントがあった。

ー私は白雪Aの全てを知っている。

私の全てを知っている……？
アンチかサセンかも分からないコメントに思わずゾッとした。

まさかあのことまで？

もし本当に知っているのならばどこからその情報を得たのか。

………背中の傷も？

全てをってどこまで？本当に全て？

私の何を知ってるの？

不安で仕方無かった。

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Sehun side

今日Aの部屋にお邪魔して、寝れないからって言ったら1曲歌ってくれた。

数時間後くらいに目が覚めちゃって

全然外は暗い。すると弱々しい声が聞こえた。

「………セフニオッパ」

SE「A？まだ寝てなかったの？」

弱々しい声の主はAだった。
彼女のこんな弱った声は初めてで、少し動揺した。
暗くてあまり見えないけど心做しか顔もなんだか辛そうに見える。

「うん、」

SE「どうした？おいで、今日はオッパと寝ようか。」

「うん、」

と大人しく俺が寝てるベッドに入ってきた。

驚いた。こんなことしても断るだろうと思ってたのに。

入ってきたAを腕の中に収めた。
猫みたいに俺の胸に擦り寄ってくる。

本当に何かあったのか。

SE「A、なんかあった？」

なるべく優しく、彼女に問いかける。

「ううん、」

SE「どうしてそんなに元気無さそうなの。辛そうに見えるよ？」

「べつに」

言い方はツンツンでも、彼女から甘えてくることは本当にないから貴重だ。

SE「そっか」

するとさらに俺にぴったりくっついて眠りについたA。
思わず口がゆるゆるになる。

その姿が愛しくて頬を親指で撫でて、頭を撫でて、おでこ、瞼、鼻、頬、の順にチュッチュッと口をつけた。

勢いで口にもチューしたのは内緒。

ねえ、A

何があったか分からないけど、

今、俺を必要としてくれてる事が凄く嬉しいんだ。

またこうやって俺を頼って？

俺も君を守りたい。

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この時の君も、俺もまだ知らない。

君に不吉な影が近づいていることを。

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