【銀魂×ワンピース】伝説の攘夷志士がワンピース世界に飛ばされたようで…２【男主】 (ページ43)

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45)弟?兄? ページ43

大宴会が開かれた。俺は宴会場のはずれで、１人飲んでいた。ここのやつは結構度数強めらしく、ほろ酔いになっていた。

「あ、あの…零鴉さん///」

貴「なんだ?」

「一緒に飲んでいいですか?」

貴「…いいぜ。けど、静かにしててくれよ。
俺ぁ、風の音を聞いていてーんだ」

「は…はい♡(*///艸///*)」

静かに飲んでいると、相手はすぐに他の女に呼ばれ、戻っていった。俺はその隙に、そそくさと酒と食べ物を持ってニョン婆のいるとこへ飛んでいった。

貴「ばーさん、ここで飲んでいいか?」

ニョ「ニョ～∑(ﾟДﾟ)」

貴「あぁ、驚かせちまったか? 悪いな」

俺は薄く微笑んで、彼女の横に座る。

貴「…ここぁ静かでいいな」

ニョ「いつでもここに来るといいニョ」

俺は礼を言いながら、チビチビと酒を飲んでいた。しばらくしたら、マーガレットがルフィを連れて来た。

マー「あ、零鴉さんもここにいたんですね」

貴「…あぁ」

ル「ズリーぞ、零鴉!!
俺を置いて逃げるなんて( *｀ω´)」

貴「お前みてーにはなりたくなかったんだよ」

ルフィはニョン婆が新聞を読んでいることに気づく。

ニョ「わが国の皇帝が"王下七武海"である以上、世間の情報くらい知っておかねばまずかろう」

ル「……あいつ、七武海!?
じゃ…戦ったらスゲー強ェのか!?」

ニョ「そなた海賊なニョに、知らなかったニュか?」

貴「そーいうのは俺らが知ってるから」

ニョ「なるほどニョ」

ニョン婆は新聞に視線を戻し、エースの公開処刑を伝える。
それを聞いた瞬間、ルフィは真剣な表情で立ち上がり、その額に汗を流した。

ル「バーサン、バーサン!! 兄ちゃんなんだよ!!!
エースはおれの兄ちゃんなんだ!!!!
どうしたらいいんだ…」

ルフィは帽子からエースのビブルカードを取り出した。

ル「エースにはエースの冒険がある! 強い兄ちゃんをおれが助けたいなんて…エースに怒られるだけだ、でも…!!!」

俺の方をちらっと見て来た。
俺は真剣な表情で彼を見つめる。

貴「エースってのは俺の弟だろ、年齢からして。…それじゃなくても、俺は助けに行く。
お前の大事なもんだろ」

ル「うん。俺、エースを助けに行きてぇ!!!!」

ニョ「この戦争が、いかなる規模のものかわかって言っておるのか!?｣