【銀魂×ワンピース】伝説の攘夷志士がワンピース世界に飛ばされたようで…２【男主】 (ページ42)

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ニョ「安心して全てを吐き出せ。もう1人の男…モンキー・D・ルフィで間違いニャイな? 新聞に載っておるわい、つい先日シャボンディ諸島にて『天竜人』を殴り飛ばす…神をも恐れぬ大事件を引き起こした張本人らじゃ!!!

そんニャ事をしでかして、"最高戦力"から逃げ切れている奇跡!! 事件からたった2日で、こんな遠い土地へ到達している事実!!
いろいろ理解しかねるがな…」

ニョン婆は俺たちのことをチラリと見て来た。

ル「おれは『天竜人』の事は後悔してねェぞ!!」

貴「俺もだ、あいつら屑同然の奴らだよ。
ルフィはぶっ飛ばせなくて、少し悔しがってたもんな」

俺はニコリと微笑んで見せると、ハンコックはガクリと腰を落として体を震わせて泣き出した。

蛇「…まだそんな大バカ者が……この世界におったのか!!! 命を顧みず…"天"に挑んだ彼のような者が……!!」

貴「…他にもいたのか?」

蛇「あぁ…」

その後、ハンコックは話を始める。

蛇「『世界貴族』に"飼われた者"に焼き付けられる…一生消えることのない"人間以下の証明"…!!! わらわ三姉妹は…その昔、世界貴族の奴隷だった…!!!」

彼女はボロボロと涙を流しながら、話を続けた。深く暗く思い過去は俺たちの創造の遥か上をいっていた。

蛇「くしくも、わらわ達は奴隷であった時の余興で口にさせられた【悪魔の実】の能力のおかげで、国をだまし…秘密を守る事ができている。もし、あの時そなたらがソニアの背中を庇ってくれなければ…羽織を渡してくれなければ…、わらわ達はもうこの島にはおれぬ所であった。

…誰にも過去を知られとうない……!!!

たとえ国中を欺こうとも!!! わらわ達は一切のスキも見せぬ!!! もう誰からも支配されとうないっ!!!! 誰かに気を許すことが恐ろしい!! おそろしうて…かなわぬのじゃ……!!!!｣

貴「な～んだ、あんたら『普通の人間』じゃねーか」

彼女達は俺の方を見る。俺は微笑んで見せる。

貴「俺は『バケモノ』って、産まれた時から言われていた。俺なんかにに比べりゃ、あんたらは『人間以下』なんかじゃねー。
…立派な『人間』だよ」

蛇「そなたらは･･･奴隷であったわらわを蔑むか?」

俺とルフィは即答だった。

ル「だからおれは『天竜人』嫌いなんだって!!」

俺「俺は『天竜人』の方が『人間以下』だと思うよ」

ハンコックは涙を拭って笑う。

蛇「ふふふっそなたらを気に入ったぞ!!
目的地を言え!! 船を貸そう」

やったぜ☆ ハンコック優しい(*´꒳`*)