【銀魂×ワンピース】伝説の攘夷志士がワンピース世界に飛ばされたようで…２【男主】 (ページ41)

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44)立派な『人間』ページ41

蛇「鬼白鴉は戦うな」

そう言われたので、俺はルフィを見る。
彼は頷いたので、俺は元の席に戻る。
ため息を吐いた。

貴「ちょっと戦ってみたかったなぁ」

ニョ「お主が初めてだ、蛇姫が許した男は…」

貴「そりゃ光栄なこった」

ルフィとハンコックの妹らによる闘いが始まった。
途中で覇気が発動。スゲーや。俺は微笑んだ。
ルフィが本気を出して、２人を倒す。

が、サンダーソニアの奴隷の紋が露わになりそうになった。ルフィは彼女の背中に飛びつき覆い隠す。

ル「動くなお前ら、これを死んでも見られたくねぇんだろ!!!」

貴「ルフィ!」

俺は自分の羽織物を、ルフィに渡す。
ハンコックが立ち上がる。

蛇「武々は終わりじゃ!!! ゴルゴンの目が晒される前に、みな、会場を出よ!!!」

国民は蛇姫様の背には"見た人を石化するゴルゴンの呪いの目"があると信じているので、一斉にその場を逃げ出した。

サン「私は今戦っていた敵だぞ…なぜ庇うのだ?」

ル「お前が見られたくねェモンと、おれとの勝負は別の話だ」

ハンコックのボロボロと泣いている姿が横目に見えた。

その後、ルフィはマーガレット達を元に戻してくれるようハンコックに頼んだが、ハンコックは少し意地悪を仕掛けた。
"男"の意地汚い本性を曝け出させようとしたのか。…だが、悪いな。
ルフィはそんな意地汚いやつじゃない。

蛇「聞ける望みは1つじゃ。
その者達の石化を解くか、そなたらが島から出る事をとるか、どちらか1つを選び、1つを切り捨てよ!!」

ル「じゃこいつら助けてくれるんだな!!どうもありがとう!! 零鴉もいいよな?｣

貴「あぁ。それじゃなかったら、お前をぶっ飛ばしてた」

俺はルフィの回答に満足し、微笑んだ。
その姿に、ハンコック、ソニア、マリー、そしてニョ婆は目を見開いて驚いた。

ニョ「一切の迷いなしに、あれ程の覇気を有する男が、恩人の為にそこまでするのか…」

貴「ルフィはそういう奴さ」

ニョ「お主もそうであろうが」

ハンコックは俺も改め、俺たち男を城に招待した。

蛇「このマークを…!! そなたどこかで見たと言ったな…どこで見た…この印の意味がわかるか? 零鴉も見てほしい。
分かったら、すぐ答えてくれ」

貴「さっき少し見えたからわかる。
"天駆ける竜の蹄"…『天竜人』の紋章だ」

蛇「…そうじゃ」

彼女はグッと口を噤んだ。

貴「辛ぇんなら、話さなくていい」

「話してやるがよい!!」とニョン婆は口をはさむ。