エピ39 ページ4
Aside
倒れた明王さんをよそに、駆け寄ってくれる南雲さん。
南雲「おい、A!
大丈夫か?!」
A「はい! ありがとうございます、助かりました」
頰を髪と同じ色に染める南雲さん。
そして呆れ切った顔で、
南雲「だけど不動も大胆だな。
こんな裏のスペースで壁ドンかよ(ー ー;)」
A「(かべ……どん?)」
よくわかんないけど、壁をどーんってする響きです。
南雲「お前、それ以外に何かやられたか?」
何って……
A「……キスされました//」
南雲「…………はあぁ?!」
A「その上、おでこ舐められましたっ」
南雲「お、おい……まじかよ!!」
信じられない!というような顔。
そして落ちた明王さんを睨みつける。
南雲「不動……」
野犬みたい。こ、怖い。
南雲さんは、『気をつけろよ!』とだけ言って明王さんを引きずって行った。
……なんだったんだろ。
朝から抱き着かれて、キスされて、舐められて
思い出しただけで恥ずかしい。
A「雷門中……って、こういう文化なのかな(汗」←
トンデモな所に来てしまったようだ。
〜〜
イナズマキャラバンを無事に見届け、早1時間。
本当は体調が悪いわけでも何でもない。
でも、試合に行かなかった。
皿を洗い、乾いた洗濯物を順に取り入れて畳む。
それから寮の廊下を拭き掃除した。
A「おわった!」
床がピカピカ。うん、満足!
窓に蝶が見えた。
青い線が鍵盤のように区切られた、黒い蝶。
蝶はガラスを知らないのか、バンバン窓に当たっている。
音が気になるくらいに。
A「……お馬鹿さん」
私は、背伸びをして窓を開けた。
美しい蝶が入ってくる。
その蝶は円を描くように回ると、姿を変えた。
ワンピースの人間姿。
頭には奇抜な黒いベレー帽。
スージー「どうですか、寮は。」
蝶の妖精・スージーは、にっこりと笑った。
6人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裏/エ/リ/ン - うーん……話がどんどんシリアスになっていく!!このままじゃ雷門のみんなとラブラブできない← (2015年9月9日 23時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
裏/エ/リ/ン - 二巻いきました!今後もよろしくお願いします!^o^ (2015年8月30日 19時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:裏/エ/リ/ン | 作成日時:2015年8月30日 18時