エピ59 ページ25
Aside
吹雪「Aちゃんは、レッドホールのスパイじゃない」
吹雪……くん？
吹雪くんは、私の前に立った。
吹雪「……A、その袋、貸して」
え、これ……？
吹雪くんは、何をするの？
吹雪「……このビー玉、Aちゃんが風丸に買ったものじゃないよ。
僕が買った」
吹雪くん、私を、庇ってくれてる。
鬼道「おい吹雪、Aを庇っても無駄だ」
吹雪「いや、庇ってるわけじゃないよ。
事実だから。
Aはお金を持っていなかったから、
僕が見舞いに持っていくものを買ってあげた」
確かに吹雪くんの言っていることは筋が通る。
私はお金を持っていなかったし、現に吹雪くんと一緒にいた。
虎丸「それも……その通りですね」
考え込む虎丸さん。
虎丸さんは、簡単に揺らいだ←
A「あの、
今聞くべきじゃないと思うんですけど、
トウチョウキってなんですか？」
一同「「「？！？！」」」
え、知ってて普通なのかな？
A「すすす、すみません！
あの、私的には可愛い鳥さんが願望なんですけど」
鬼道「……トウチョウキが？」
A「はい……^_^;」
全員、沈黙。
南雲「トボけても無駄だ」
涼野「晴矢、よく考えれば、Aがスパイだって明らかな証拠は……」
南雲「ある！
エイリア石という言葉を知っていたからだ」
うーん。それだよね。
(ﾟOﾟ)アッ
あっ、思いついた。
A「それは、緑川さんが駆けて帰ってきたとき、呟いていたのを聞きまして……」
南雲「(°_°)？！」
ー結果ーーーーーーーーー
Aの言い訳の圧勝
ーーーーーーーーーーーー
南雲「……チッ。
まあ、そうなら……そういうことにしてやる」
南雲さんが諦めた。
私は、目で吹雪くんに「ありがとう」と送る。
エレパシーとかじゃないけど、吹雪くんならわかってくれるはずだ。
吹雪くんはニッコリ笑って頷いてくれた。
途端、さっきまで囲んでいたメンバーがダーッと近寄ってくる。
虎丸「疑ってすいませんでした！！」
豪炎寺「でもよかった、空上がスパイじゃなくて」
鬼道「悪かった」
そして赤茶の塊の付いた棒を渡してくれる涼野さん。
涼野「お詫びだ。受け取ってくれ」
何この怪しそうな物体は……！！
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裏/エ/リ/ン - うーん……話がどんどんシリアスになっていく！！このままじゃ雷門のみんなとラブラブできない← (2015年9月9日 23時) (
レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
裏/エ/リ/ン - 二巻いきました！今後もよろしくお願いします！^o^ (2015年8月30日 19時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裏/エ/リ/ン | 作成日時：2015年8月30日 18時
