エピ58 ページ24
Aside
A「ただいま戻りました……」
吹雪「ただいま」
寮のドアを開けると、
いきなり複数人に囲まれた。
南雲さん、涼野さん、虎丸さんと豪炎寺さん、それから鬼道さん。
A「ど……どうしたんですか？」
涼野さんは、無言で私に何かを投げ付けた。
わ？！
受け取ったのは、
ビニールに入った……私の涙。
ガラスのような一粒一粒の塊が、光を綺麗に反射している。
A「な……なんでこれがこんなところにあるの？」
涼野「お前が風丸に渡したんだろ！！
盗聴器でも入れて、こっちの情報を集めるつもりだったんだろう！？」
と……トウチョウキ？(´･ω･);
なんだろそれ。鳥の名前かな？
この大きさの中に入る鳥。見てみたいかも。
A「(そんなわけないよね……)」
涼野さんの目は本気だ。
と、鬼道さんがいかにも怪しいメガネの奥から睨みつけて、
鬼道「お前がスパイだということは確信済みだ
諦めてレッドホールについて吐け」
……はい？
あ、あーあー、レッドホールって、
今日みんなが試合したチームか……。
A「あの。どうしてそんな流れに」
心の底で一息ついた。
よかった、私が女神だってことはバレていない。
虎丸「目的は何ですか！！」
A「いや、私はスパイなんかじゃ……」
豪炎寺「なら、昼間の不審な言動はどう説明する」
不審な言動？
私、何か口滑らせたっけ。
南雲「お前、今日、試合観に来なかっただろ」
A「ええ……そうですけど」
南雲「なら、どうしてエイリア石のことを知っていた」
ドキッ(･_･;。。。
ああ、そうだ、うっかりしてた！！
私、試合に言ってないのに、似たような事聞いちゃったんだ。
てっきり南雲さん達は気づいてなかったのかと思ったけど、それは大きな間違い。
気付いてて、
もっと情報を集める為に黙ってたんだ！！
どうしよう……
南雲「ほら、何も言えねーのかよ」
虎丸「やっぱり、Aさんは」
豪炎寺「スパイ……だったんだな」
あれ、どうしよう。まずい。
一番誤解が解けるのは、真実を話すこと。
でも、それは……
私がみんなと居られなくなることを指す。
これ以上、情報は漏らせない。
サッカーを守らなきゃ。
いや、守らなくても良いんだっけ。
サッカーが消えれば。
でも……でも！！
サッカーしてるみんなの顔は眩しくて
吹雪「」
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裏/エ/リ/ン - うーん……話がどんどんシリアスになっていく！！このままじゃ雷門のみんなとラブラブできない← (2015年9月9日 23時) (
レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
裏/エ/リ/ン - 二巻いきました！今後もよろしくお願いします！^o^ (2015年8月30日 19時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裏/エ/リ/ン | 作成日時：2015年8月30日 18時
