エピ53 ページ18
Aside
ーーーー……
A『お母さん！
見て見て、ほら！ 花飾り作ったんだよ！』
A『ねえ、だめ？
私って、サッカーの女神になったんでしょ。
毎日サッカーの勝敗見てるだけなんて、つまんないよ。ね、ね？ サッカーやりたい！」
A『もう、いいもん。
グスッ、サッカーなんて、うっ、
一人で出来るもん！！
もう子供じゃないもん！！
お世話されなくても、一人で試合の申し込みくらいできるもん！！！』
とても楽しい時間が過ぎて、
あっという間に日暮れの時間。
花飾りを作った緑の草原は、穴だらけの荒野に変わっていた。
『逃げなさい！
A！！！！』
必死で叫ぶお母さんの顔は涙まみれ
たった一匹のクロスジアゲハに導かれ、走る……。
足がすくんで、動けなくなった。
荒野に立つ、白い髪、赤い目の貴族。
確か隣の国の…………ワイト。
『元気にしていたかい？A姫ちゃん。
いやあ、今日のアレは凄かった！
まあ僕は君のイイナズケだしね。
さあ、そのブス母親を捨ててこっちにおいで。
そうしたら助けてあげるよ……(黒笑』
この人は、嫌い。
お母さんもこの人の両親を嫌っていた。
世界を自分の機械にしようとする神のオチブレ。
A『いきたくない！』
『お母さんが死んでもいいのかい？w』
A『…………
……わかった』
『駄目よ！A！！』
行こうとする私に、体の弱いお母さんは立ち塞がる。
A「……ごめんね、お母さん」
『だめ！！貴方も知っているでしょう？！
A、貴方はサッカーの神なの！
サッカー自身なの！！
貴方がワイトと結婚してしまえば……
サッカーは支配の道具に』
『黙れよクソが』
どこからともなく黒と白のボールが出て、
お母さんを突き刺した________________！！
A「お母さんッ！！！！」
……あれ？
目に広がっているのは、白い天井。
夢……だったんだ。
嫌なこと思い出しちゃった……
コンコン
A「……はい」
吹雪「僕だけど、大丈夫？」
吹雪くんの優しい声を聞いて安心した。
A「……鍵、開けるね」
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因みに、ワイトの容姿は白竜のマッシュルームヘアバージョンだと思ってください
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裏/エ/リ/ン - うーん……話がどんどんシリアスになっていく！！このままじゃ雷門のみんなとラブラブできない← (2015年9月9日 23時) (
レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
裏/エ/リ/ン - 二巻いきました！今後もよろしくお願いします！^o^ (2015年8月30日 19時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裏/エ/リ/ン | 作成日時：2015年8月30日 18時
