エピ30 ページ33
Aside
私に声をかけてくれたのは、スージー。
暗いけどよくわかる。
スージー「……厳しいですね。1分ジャスト。
あの光具合だと、少なくとも10キロ圏内は普通に察知されますね。Aさま、逃げる当ては……」
A「ない」
ですよね、と苦笑いするスージー。
スージー「あの3人は片付けておきました。
今頃、国の管理官のもと牢屋にいることでしょう」
ワイトに報告された感じもなかった。
でも、私はチカラを出してしまったの。
ボールに触った。
もう思い出したくもない……。
また、孤独になるのは、嫌。
A「いっそ、サッカーなんて無くなってしまえばいいわ! そうすれば、みんなが幸せになる。
私も、雷門中のみんなも。
私が消えるしか……方法はないの」
スージー「Aさま!?」
だってそうでしょ。
私が、私が居なくなればいいの!
サッカーなんて無くなってしまえばいいの!
A「サッカーの支配とか、勝敗、勝利の女神? やってられないよ!
サッカーの神とか、姫様とか、もう……」
涙が一粒。
頬を熱く流れて、ツヤツヤと輝いて、
落ちた。
カトン。
涙が赤色に固まる。
女神? 姫?
サッカーが消える?
そんなことの為に、私は今まで逃げ続けるだけの事しか出来なかった。
私は……私は…………!!
?「ど、どういうことだよ」
体が跳ねた。
スージーも驚いている。
A「だ、誰」
嘘だ。声がふるえてる。
ワイトの声……!!!
A「きゃああああああっ!!!!!」
?「お、おいそんな叫ぶなって。
俺だよ、不動明夫」
……え?
そっと振り返る。
そこには、雷門中のジャージを着て腕を腕を組んだ不動さん(ギャグじゃないよ!)が立っていた。
不動「おい、隠し事してんだろ、お前。
全部話せ」
そ、……それは
A「だっ、ダメです、いえ、
…………なんでもありません。
あっ、ちょっと友達と話してただけで
不動「言い訳聞きたくてきたんじゃねェよ」
後手に、親指でさっき男達が叩きつけられた壁を指す。
そ、そんな。
不動「いいから、全部話せ。サッカーを消すとか言ってたろ? もしそんな事があったら許せねえから」
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裏/エ/リ/ン - 愛♪さん» ありがとうございます!!( *`ω´) テスト近いですが頑張ります! リクエストありましたらよろしくです☆★ (2015年8月27日 12時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
愛♪(プロフ) - ウェェェェェェェェイ\(^o^)/頑張ってね~!←← (2015年8月27日 4時) (レス) id: 1580006848 (このIDを非表示/違反報告)
裏/エ/リ/ン - シュウさん» こ、コメントがキタああああああΣ(゚д゚) こ、コメントありがとうございます! 頑張ります! リクでも何でもお申し付けください! (2015年8月25日 8時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
シュウ - この小説、とても面白いよ、これからも頑張ってね! (2015年8月25日 8時) (レス) id: 813251d85b (このIDを非表示/違反報告)
エリん - イナイレの夢小説を作成しました! (2015年8月24日 11時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裏/エ/リ/ン | 作成日時:2015年8月23日 23時