夢でもいいからイナイレのみんなにモテたい！

エピ12 ページ14

Aside


私は、満月の夜に近くならないと


ボールを触れない


触れない訳でもないし、
本当は蹴ったりできるけど


触ったら追手にバレてしまう



みんながサッカーしてるの見ててさ



私もサッカーしたいなって思うんだ



でも



サッカーは嫌い。




サッカーの才能なんて要らない



楽しくない



私もあんな風に



楽しくボールを蹴って遊びたい。



たった一回だけ

お母様の言いつけを破って



試合に出ただけ



それでお母様もお父様も



殺された



ボールに触れると光る体。



なんで私は姫なの？


普通に……遊びたいよ



足元にボールが転がってきて、飛び退いた


緑川「あー、A、悪い、ボール取ってくれー」


みんな顔を真っ赤にしてさ

私を信用してさ


それで私がこんななんて……。


わかんないよ……。


A「ご、ごめんね！

そろそろ洗濯物いれなくちゃ」


さっき干したばっかりなのに


こんな嘘ついてさ


楽しいの？


私だって混ぜて欲しい！


辛かった。

緑川「A！！」

どうしたんだよ、って聞く前に走る。


ここにいちゃいけないのかな？


でも

今森に戻るのは危険。



もう少しだけ……ここに居させて。


サッカー以外のことなら

何でもやりますから……！！

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